https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171226-00010006-houdouk-kr
『核とミサイルの開発を続け、世界情勢を緊張させている北朝鮮。
その一方で、市民の生活はひっ迫し、結果、脱北者が急増している。
この数か月、特に増えているのがタイ経由の脱北だ。
FNNはそのルートを徹底取材した。
「脱北成功」の瞬間
ピックアップトラックの荷台から軽い足取りで降り立つ女性たち。
これは今月21日、北朝鮮出身の女性6人が脱北に成功した瞬間だ。
「暮らしが大変だから…お腹がすいてつらいから出てきた」と記者に語った女性。
女性たちは中国、ベトナム、そしてラオスを経由してタイに密入国した。
タイ警察に保護されると、人道的観点から北朝鮮に送り返されることはないため、実質「脱北成功」だ。
女性は「夜中に山道を登るのがとても危険だった。泥で滑りやすく、全身を浸かりながら川を渡った。死ぬ覚悟で神様に祈った」と語った。
「日本に行きたい」脱北者 母親への思い
ほとんどの脱北者が韓国を目指す中、我々は「日本に行きたい」という脱北男性のAさん(22歳)に出会った。
Aさんは、メコン川を渡り、タイにたどり着いたときは、自然と涙があふれ出たと語る。
今月初め、日本政府が手配したビザを得て、極秘裏に日本に渡り、母親との再会を果たしました。
当局者によると、これまで日本に入国した脱北者は「100人以上」いるという。
しかし、本人、そして北朝鮮に残してきた家族に危険が及ぶ恐れがあることから、詳細が明らかになったケースは極めてまれです』
北朝鮮の経済悪化で脱北者が増えているのは知っていた。
それも中国を経由してタイまで陸路で行くのが一般ルートということも。
タイまで来れば、タイ政府は北朝鮮に送り返す事がないので脱北成功ということになる。
それから、ほとんどの脱北者が韓国を目指すわけだが、中には日本を目指す脱北者たちがいるらしい。
この記事の脱北者の男性は「母に会いたい」という。
以前、北朝鮮は「地上の楽園」ということで、韓国や朝鮮人と結婚していた日本人女性が多く北朝鮮に渡った。 日本政府も特に止めていなかったようだしね。
しかし、実際は「地上の楽園」どころか、「地上の地獄」が待っていた。
物質的なものだけでなく、言論や衣食住の自由もほとんどなかったようだ。
それでも金日成時代は配給があったりしていたが、今の北朝鮮では配給もほとんどされていないらしい。
この間、韓国に亡命した兵士でさえ満足に栄養が取れないばかりか、体内に多くの虫がいたとニュースになっていた。それほど北朝鮮の一般の食糧事情は悪いということ。
それで、何とか北朝鮮の家族に黙って、日本へ命からがら帰国した人もいるのは知っていた。
その子供達が後を追ってきたと言うことだろう。
ただ、問題は日本社会は北朝鮮からの亡命に冷たいということ。
実際は北朝鮮亡命者には何の罪もないけれど、日本人拉致問題やミサイル実験などで日本人のほとんどが北朝鮮を嫌っているのも事実。
そんな中、北朝鮮から来たとはなかなか言えない。
また、わかると日本にいる北朝鮮スパイに脱北者自身が命を狙われる可能性だってある。
だから、秘密裏に行われていたんだろうけど、日本に入国した脱北者は「100人以上」というのはちょっとビックリだね。
1億2000万のうちの僅か100と言えば全然大したことはないんだけれど、やっぱりそれだけの人間が韓国ではなく、日本を目指していたというのはビックリだよね。
日本政府は鎖国政策で有名で、基本的に難民は受け入れない方向を保っている。
中東やアジアの難民だって年間に僅かしか認めていないのを考えると、けっこうな数字ということになるかもしれない。
金正恩体制が核をかざして暴走するのも困るけど、ずっとこの金正恩体制が続いたり、急激に崩壊しても困るという現状が浮き彫りになってくる。
大量の脱北者が船で日本へなだれ込んで来たら、どのような対応になるのだろうか。
ただ、一般の脱北者に罪はない。
彼らの意志で核開発したり、裏で悪いことをやっているわけではないのだから。
生まれてきた場所が悪すぎたというだけだよね。。。
7つの名前を持つ少女 ある脱北者の物語 [ ヒョンソ・イ ] |