表題にあります「オンライン英会話の選び方」についてです。

よく聞かれるので、ここで少し個人的な意見ですが、書いてみます。
フィリピンの留学前にオンライン、留学の後にオンライン。
様々な用途があると思います。
しかし、星の数程あるオンライン英会話。どれがいいのか悪いのか、判断に悩むと思います。

知名度はあるけど、最初の頃に始まっただけだったり。
最近できたけど、すごい評判がよかったり。

あくまでどのオンライン英会話が良い、という訳ではなくて、こういうところなら
期待出来るだろうという個人的な意見として見て頂ければ幸いです。

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1:先生をオフィスなどに集めて運営するオンライン学校

まずお勧めなのが、オフィスのようなものを構えてやっているオンライン英会話です。
オフィスと言いますか、先生を一カ所に集め、そこの小部屋などで授業を行う会社です。

こうした所は、先生が休んだ場合などの対応が早かったりします。先生が一カ所に集められて
いるので、休んだ場合に来ていて空いている先生を当てれば良いからです。

何より業務用のインターネットを引くため回線が切れる、重いなどの問題が少ないと言われています。

どうしてこうした事に触れるかというと、オフィスをもたず、学校(会社)に登録した先生が自宅でスカイプを利用して授業を行うところが現在の主流だからです。

回線が弱い事が多く、繋がらない等の問題が起きやすいです。

フィリピンは夜になると回線の速度がでなくなります。オフィスなどへ先生が出勤しているところがお勧めです。

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2:先生の家が1つの地域に固まっている

講師が1つの地域に固まっている事も1つ大事な要素です。
フィリピンのマニラなら、マニラという具合です。

通常は皆フィリピン人であれば、ある特定の地域(オフィスの近所)だけです。
しかし、稀に世界中に先生がいるところがあります。

それを売りにしているところもあります。
先生は世界中にいます。でも、オフィスは日本。
こうした所は講師の講習をしていない事が多いと言われています。
むしろ、講習をどうやっているのか気になる所です。

つまり、英語が話せる外国人というだけ、という可能性です。
確かに、世界中に先生が居たのではなかなか難しいと思います。

ここだけの話、文法などに関して言えばフィリピンの方の方がよほど知っています。
ネイティブは英語を話す事ができますが、文法などは意識して話していません。

例えば、日本人でも外国の方に英語を教えている方(そのやり方を知っている)と、ただ日本語が話せるという人では内容が違うのと一緒です。

「父はサトシです」と「父は会社です」という文章は日本の方ならみんな使えますし、理解もできます。

しかし説明しろと言われてもなかなか難しいのではないでしょうか。
特に「会社です」の場合は、まるで父親が会社そのもの、しかし意味としては父親が会社にいる、出たということになります。つまり、特定の訓練ないし準備が無ければ話せるというだけなのです。

この点、外国の方に教えているという方はそうした細かい知識、技術が豊富です。

加えて外国語を勉強する側はこうしたところがものすごく気になります。
有名なフォレストなどの教科書でも「なんでこうなの?」みたいな事が思いのほか説明されて
いなくて、イライラした経験がある方は少なくないと思います。

しかし、ネイティブは意識して利用していません。
上記の様に話せるし、正しく使えていても、もいざ聞かれたらその理由、理屈を説明できません。

野球で言う「助っ人外国人=ものすごい」みたいな幻想は英語でも起きます。

「どうして打球が飛ぶんですか?」という質問に対して「毎日のステーキさ!」
なんて真顔で言われる事も無い話しではありません。

それで打球を伸ばしたいからといって、ステーキばかり食べる人なんて居ないと思います。
太って終わりです。

本来なら、もう少し技術的な説明をされたいし、すべきです。

「助っ人外国人=ものすごい」ではありません。
ネイティブの講師がものすごい、というのも幻想です。
ネイティブの先生もきちんと教え方を知らなければ、ただの英語を話す人です。
私は下手な日本人よりも日本語に詳しく、そして綺麗な日本語を話すアメリカ人を知っています。
恐らく、正しい日本語を学ぶなら彼から学んだ方が正しい日本語を覚えれると思います。

ですから、ネイティブ(もしくは話せるだけ)だから良いという訳ではありません。
むしろ最初は”英語に詳しい”フィリピンで外国の方に教えた経験があるという人のほうが経験も豊富で確実です。

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3:オリジナル教科書よりも既製品の教科書

オンラインでは既製品の教科書を使っているところがお勧めです。
もちろんオリジナルの教科書を使われている所が悪い訳ではなく、すばらしい所もあります。

しかし、オリジナルの場合はその教科書の善し悪しがわかりづらいのが問題です。
特に英語の勉強がほとんど初めてという方が判断する事は無理です。

その点既製品であれば、Amazonなどでレビューをみる事ができます。
さらに、何か違うなぁと思った時に同じ教科書を使っているオンラインを探せば、
それ自体が使い回しが利くので講座の善し悪しを見極めやすいというメリットがあります。
教科書が悪いのか、先生の教え方が悪いのか、そういう判断が可能になるのです。

そうすることで、善し悪しがわからないまま何万円も支払った後に、実は良くなかったという事が
回避できる可能性があります。

またフィリピン留学から帰ったあとも、そこで使っていた教科書が同じなら先生や、教え方
などの善し悪しがよりつきますし、さらに教科書が終わっていなければ、その教科書を進める事も可能です。


また英語が初めてという方には既製品の中でも「答えのある」教科書が良いです。

「 what is this ? 」「this is a pen」という風に答えが用意されていれば、疑問無く進む事ができ
ます。

というのは、変に抽象的な言い回しを使う教科書だと「他にもこんな言い方あるんじゃない?」とか気になりだしてしまうからです。特に熟語の勉強をうたっている教科書にはその傾向があります。
そして、そういうものを勉強している人はすごい気になるんです。


また、答えがある場合は先生も授業中に間違いを見つけやすいため、間違いの指摘がしやすく、
授業中により効率良く授業を進める事が期待できます。

一方で「what is Love ?」みたいに答えが人によって異なるものは教科書に答えがありません。
もしくは答えがあっても納得できない可能性があります。

「俺を愛を知らない...」とか言われたら、突然変な雰囲気になりますし、人によっては必死に励まそうとするはずです。

「俺自身が愛そのもの!」みたいなハッピーな人が居たとしても、最後まで共感出来ないはずです。

ですので、自分の意見がしっかり文法にのせて話せなかったとすると、勉強としての英語には
通常、答えがあるべきなのです。

こうした答えが無い、もしくは選択肢が多すぎる教科書、授業は教わる側にも教える側にも技術やそれに応えるだけの能力がなければ、本当に無駄な時間、いわゆるフリートークになってしまうのでやるべきではありません。



4:発音の授業ができる

オンライン英会話では時間はわずかに25分です。
この時間で満足に授業ができる方は限られています。
25分では教科書の進み具合もわずかです。
先生の教え方が分かり難かったら尚更厳しいものになります。
さらに自分の言いたい事が「伝わらない」という具合では進み具合はさらに遅くなります。

そこで、まずは自分が何を言っているのか「相手に伝わりやすくする」のが最も効率の良い方法です。

リスニングの力をつけるには時間がかかりますが、発音は口や顔、首の筋肉でカバーできます。
発音は筋肉でどうにかなる、英語初心者には心強い味方です。
(最終的に悩まされるのも発音だったりしますが...)

あと、発音の授業が無い、できない所というのは、先生に技術的な何かを教える事ができない、
研修をしていないということとほぼ同じ意味です。

というのは発音の授業は技術的な側面が強く、誰でも出来る訳ではないためです。
誰かがどうしても教える必要があります。

そういう意味でも良いオンラインを選ぶ上で、発音の授業ができるということから、運営がしっかり先生をみているかも?と期待できるかもしれません。

フィリピンの英語の訛りを気にする方がいますが、まずアメリカ英語にも地方によって訛りはあります。

また訛りがうつるという次元に到達するには、意識しなければ通常数年かかります。
ダニエル・カールさんのように山形弁を意図的に覚えようとしても3年です。
それも常にそういう方々と一緒にいてという状況で、です。


もちろんフィリピンの方によっては訛りもあります。
ですが、まずそれが遷るという事はありませんのでご安心を!!



このような感じでしょうか。
自分にあったオンライン講座と出会うための参考になれば幸いです。