改めて動員を考える
J1昇格のバブルはすでに弾けきって
ナビスコ杯とは言え観客の動員が2戦連続で4000人台。
一頃のJ2時代に逆戻りしてしまいました。
まずは数字を見てみましょう。
先日のナビスコカップ予選も含めてホームゲーム9試合の入場者数は85411人。
1試合平均で9490と実は既に10000人を割り込んでいます。
シーズン序盤は真新しさやGWのホームゲーム、チームの好調や人気カードが多かった事等好材料が多く、
4試合で1万人を超えましたが、5月の京都戦では6554人と一気に落ち込んでいます。
これだけを見ても昇格バブルはひと時のものだったとわかりますね。
巷では浦和戦のチケット争奪戦の余韻がまだ残ってますが、
それでスタジアムを埋められるのは18000人弱。
今シーズンの残りホームゲーム11試合のうちの1試合でしかありません。
その他の人気カードといえそうな試合は
川崎、G大阪、清水(岡崎効果?)、横浜FM(俊輔効果?)くらいでしょうか。
前にも言いましたが大事なのは人気カードはもちろん、
それ以外のホームゲーム6試合でどれだけ集客が出来るかです。
その辺の危機感はむしろ昨年の方が大きかったように思えます。
どうも今年はJ1であると言う事で慢心してしまってるようにすら見えます。
昨年よりも何もしていない感がひしひしと感じられるのは私だけでしょうか。
そういえばこの間の柏戦ではなぜかアウェーの新潟戦のチケットを販売してました。
新潟から集客した分山形からも・・・と言うのはわかりますが、まずは川崎戦なんですよね。
確かにJ1にあがった事で知名度は高くなったと思います。
でもJ1にあがったから、知名度が高くなったから動員が一気に増え続ける、
と言うのは勘違いもはなはだしいですよね。
J1に昇格して成功した新潟や大分、甲府の幻想を抱いているんだと思いますが、
これらのチームが成功したのはJ1に昇格したからではなく、地道な努力が実を結んだからですよ。
モンテディオ山形はそういう努力をしていますか?一人でも動員を増やそうとしていますか?
このままではいずれJ2に落ちてしまった場合、いやJ1に定着できたとしてもJ2並の動員になりかねませんよ。
今の協会からその危機感がまったく感じられない事に、私は一番危機感を感じます。
そろそろ幻想から抜け出して現実を見据えて地道な活動をして欲しいものですが。