お兄ちゃんの車いす、おととい納車しました。

で、昨日は新しい車いすに乗っての

デイケア初登所。


$頑張りすぎないように、頑張ります。


作るのに半年かかりました。

本人のカラダにフィットするように

完全オーダメードです。



一応、国の公費負担が何割がでるのだけど、

それもまぁ、雀の涙程度で…。

残額は自費です。



なぜ半年もかかるかというと、

オーダーメードだから、という訳ではなく。

公費負担の制度を利用するので、

要するに「お役所」への申請だの、認定だの、

面倒くさいプロセスにめちゃくちゃ時間が

かかるんですねー。



医師の判定、というやつがまた面倒くさくて。

判定もクソも無く、この人は車いすが無きゃ

生活できないの、一目瞭然だろうがよ!

と、言いたくなるほど…(苦笑)

くだらんプロセス。



しかも、うちは肢体不自由だから

全介助が必要だし、自走はできない。

介助(介護)する人(家族)の目線で

「こういう作りにしてほしい」とリクエストを出しても、

却下されることがほとんど。

それは必要ない、と。理由は

「利用する人本人のためにつくるものだから」。



公費負担では1台しか作れず、

しかも、次に作っていいのは

数年経ってからでないと許可が下りない。



うちは「外用と室内用の2台」を希望しました。

片方で機能がいいものを使っても、

乗り換えた時にもう片方がダメだったら

片手落ちじゃないか、と。

だから同機能のものを同時に作らなきゃ

意味が無いでしょう?

普通に考えてそう思いませんか?



でも、市役所の福祉課で簡単に却下されました。

さらに、

「外で使ったら、そのまま雑巾でタイヤを拭いて

 家の中でも使ってください。」

ときたもんだ!ヽ(`Д´)ノ



え~!?

じゃぁあなた方は、外で履いてる靴を

雑巾で拭いて、家の中で生活しますか???




と、喉まで出かかったけど…。



あとで知人から聞いた話しでは、

お兄ちゃんのお友達のお母さんが

やっぱり全く同じようなことを

実際に市役所の人に言って、

食って掛かったことがあるんだって(笑)

そりゃそうだよ、と思うけど。

ホントに言っちゃぁダメよね…(笑)



「1台なら、乗せ変える手間も省けますし、

 いくらか介護者の負担も楽になるはずですが?」



お役所の言う理屈はわかるけど、

どう考えても、タイヤを拭いて使うなんて非現実的。

衛生上も良くないし、拭くことだって手間。



介助する人が使いにくくて

腰を痛めたりしてカラダを酷使するようでは、

元も子もない。

私だって仕事が立て込んでいて肩や腰が痛くて

たまに介護がしんどいときがあるくらいだし。

お母さんなんて、もっともっと大変なはず。



すると、役所の人はさらりと

「リフトを使えばいい」だの、

「ヘルパーに頼めばいいだ」だの、挙げ句、

「施設への入所を検討した方がいい」だの、

現実からかけ離れ過ぎているマニュアル通りの

答えしか返して来ない。



アフォ。( ̄へ  ̄ 凸

アホ過ぎて、話しにならんのですよ…。



唯一、車いすを実際に作る業者さんが

ものスゴくいい方で…とっても救われました。

仕事とは言え、いろんなアドバイスをくれるし、

愚痴も聞いてくれる(笑)

いろんな症状の人の様々な車いすを作ってきているから、

経験値でものを言ってくれて、信用できるし。

役所の攻略法も、少しだけ教えてくれました(笑)



実費で全額自己負担ならば、

自由に、何台でも作っていいわけだから、

一層のこともう一台、同様のイスを作っちゃおうか?

と、そこまで考えちゃった…。

お母さんは「そんな、そこまでしていらないわよ…」と言うけど

「じゃぁ、私が金を出すからさぁ!!」と熱くなったら

「自分の必要なことに使いなさい。」と

諭されてしまった… (・_・;) ハイ、ママ…



お兄ちゃんのためでもあり、また同時に

介護するお母さんの負担軽減のためにも、

ホント、もう一台欲しい!







ペタしてね


「ボクたちのカートも新調してください。」



それは、別の次元です…(^^;)