久々に娘からの更新です。
連日猛暑が続きますね。
寒がりな母も、さすがに外出時には半袖を着用する様になり、
晴れて夏服デビューを果たしました。
夏服だと涼しげな明るい色が多く、気分も軽くなれます。
先週金曜日は消化器外科の外来診察日だったので病院へ行って来ました。
前回の診察では化学療法再開というお話を受けていましたので、
「血液検査と化学療法」と明記された予約表を持っていましたが、
セルフチェッカーの結果を受けて、すぐさま化学療法延期の意思を病院側にお伝えし、
了承を得ておりましたので、今回は血液検査と診察のみと安心していました。
ところが、病院に到着すると消化器外科の担当医が休診で、
ピンチヒッターの医師が代わって診察をしているとのこと。
---嫌な予感がしていたのですが、案の定。
血液検査を終えるとそのまま看護師さんの誘導によって化学療法室へ・・・。
やっぱり!
事前にお伝えしておいた件はスタッフサイドに伝わっておらず、
予約表に従って母に点滴の針を刺そうとしていたのです。
慌てて事情を説明して、逃れる事が出来ました。
黙っていたら、そのまま抗がん剤を投与されていたのだろうと思うとゾッとしてしまいます。
その後2時間待ちで要約、診察の順番が来ました。
待合室では病院側の杜撰な体制に大いに気分を害していた私達親子でしたが、
悪い事は続くもので、更に追い討ちをかけるような言葉が医師の口をついて出ます。
「化学療法は延期で要相談とカルテに書いてありますけど、
今回腫瘍マーカー数値が上がってしまっていますね。
すぐに次回の予約を入れて担当医と方針を話し合った方が良いでしょう。」
CEA数値11.3と、基準値5.0を振り切っていました。
思いもよらない展開に、身体が一瞬硬直したのを覚えています。
早すぎる・・・。
前回のリスクチェック実施が6月29日で、その際のCEAは3.6でした。
退院時の数値2.6に対して若干の上昇が認められたものの、基準値内。
それがたった20日と経たずして大幅に数値が上昇しています。
この振り幅がいったいどこまでの進行を意味するのか・・・。
現在母は、再発の予兆から逃れ数値を元に戻すべく厳戒態勢をとっています。
重ねて、数日後には癌リスクチェッカーの再施行をし、
CEA数値とP53抗体に変化が認められるかどうかを調べる予定です。
6月7月と、ただひたすらに体力を戻す事に注力してきました。
やっとの事で健康を取り戻しつつあるのに、その身体を癌細胞に譲り渡す訳にはいかないのです。
「何とか頑張って。」
不穏な黒い波が押し寄せて母を飲み込まない様にと、必死に防波堤を造ってはみますが、
悲しいかな、最終的には心で祈るしかない無力な娘です。