「松山千春 『夢をのせて』に思うこと~松山千春 全作品解説286~」S3058

 

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◇更新履歴

V1.0:2015.6.21 初稿

V1.1:2020.03.19 最新エディタにて記事を作成、旧記事と差し替えおよび所有アルバム画像、歌詞、松山千春コレクション『思い出』収録情報を掲載

V1.2:2021.4.21 記事の追加

 

■ 「夢をのせて」編曲者:大原茂人
1981年5月21日発売のアルバム『時代をこえて』のLP B面2曲目(CD 7曲目/全10曲)

 

松山千春選曲アルバム 松山千春コレクション『思い出』(CP) DISK1の8曲目

 

・ライヴ音源

 

◆レコーディングミュージシャン(アルバム全体のクレジット)
01. ギター(EG): 松原正樹
02. ギター(AG): 笛吹利明、松本喜代志
03. ベース: 長岡道夫
04. ドラム: 島村英二
05. キーボード: 大原茂人
06. パーカッション:ラリー寿永

07. トランペット:数原晋
08. ホルン:長岡慎、山城雅之
09. フルート:衛藤幸雄、相馬充
10. スティール・ギター:尾崎孝
11. サックス :斉藤清
12. トロンボーン :新井英治

13. オーボエ :坂宏之
14. ハーモニカ :八木のぶお
15. マリンバ :金山功

16. アルトサックス、クラリネット:ジェイクH・コンセプシオン (Jake H.Concepcion)
17. ストリングス:JOE アンサンブル
18. バッキング・ヴォーカル:Vennette Glound、Maxine Willard、Steffanie Sprvill

 

◆所有収録CD・アルバム

◆所有収録アナログ・アルバム

 

◆2021.4.22 夢野旅人

去年リリースされた松山千春選曲アルバム「松山千春コレクション『思い出』」のなかで、コンサートで是非、聴きたい一曲が「夢をのせて」。もし聴くことができたなら、1981年秋以来か。

 

今日、なかなか会うことの出来ない、懐かしくもある千春仲間から荷物が届きました。以前、ラジオて流した「ダーリン」の英語ヴァージョンを聴きたいと記事にしたら、該当の放送をカセットテープにダビングして送ってくれた友人からです。

 

 

その記事を久しぶりに読み返してみたら、千春のコメントに、

 

~今回のアルバムは話題が豊富で、コンサートでも演っている「夢をのせて」。
ペドロ&カプリシャスがね、シングルとして出すって張り切っている。~

 

と、ある。

ああ、忘れてたと調べたら、「夢をのせて」の収録アルバム『時代をこえて』の発売一ヶ月前、1981年4月21日にペドロ&カプリシャスが、シングル「シルキー・シルバーレイン Silky Silver Rain」のB面に、編曲は前田憲男、タイトルは「夢を乗せて」で、リリースされていました。

 

 

◆2015.6.21 夢野旅人

ランダムにユーチューブを再生していたらきこえてきた「夢をのせて」

owl2000GS というネームでキャップにヘッドホンにギターといういでたちで絵になっている。 

ギターは巧いし、歌声も味があって、かなり齧っている雰囲気がある。

 

それに己の持ち味を知っているのだろう、

自身のキーを保持しながら、もの真似や単にコピーで終わっていない。

 

千春ファンというよりも、フォーク、ニューミュージックといった音楽が好きなのでしょう。

さだまさしや竹内まりや、チャゲ&飛鳥、海援隊など様々な唄を弾き語りで披露してくれている。

オリジナルアーティストの癖が消えているから、楽曲の良さが伝わる。

それがカバーの良さだろう。

 

「君が好きさ」なんて、本人が省いてしまうイントロまで弾いている。

自分が知る(松山千春の唄を歌う)動画の中では、一番味と艶を感じる。

 

また前置きが長くなりました。

「夢をのせて」。

1980年12月28日 STVで放映された「CHIHARU TAKE OFF ~25歳の旅立ちに託して~」(下記参照)で、楽屋で弾き語りでスタッフに聴かせているシーンがある。

翌年リリースのアルバム『時代をこえて』に収録され春と秋のツアーの本編2部で歌われている。

 

松山千春を知らない世間のイメージはだいたい想像できる。

だが、彼は屈強な精神力の持ち主ではあるものの、人一倍、ナイープでウェットな人間なのだと思う。

それは、初期の「ためらい」や「こんな夜は」、この時期の「人生の空から」といった作品などに滲み出ているし、今でも血の通ったステージからも見てとれる。

 

アルバム『浪漫』が何を歌っていいか模索していた時期であり、翌年の「長い夜」と『時代をこえて』で、精神的に吹っ切れたと当時のインタビューなどで語っている。

 

~いつまでも 心閉していれば 
私だけの夢をのせて 朝日が登る~

 

と始まるこの唄は、

自分の夢をかなえるための手段を教えてほしい、

淋しさに後ろを振り返ると、

何も知らず歩いていた私が見えると、

歌いながらも、 

 

膝を抱えながらも、いつも明日を見つめている、

懐かしさに立ち止まっても、時ははかないと、綴られ、

 

~さよなら昨日 さよならみんな 
私だけの夢をのせて朝日が登る 
朝日が登る~ 

 

と結ばれる。

 

『時代をこえて』の収録曲で、当時の千春の心境の変化が色濃く表れている、また次のステップを見据えた唄だと思うのです。


◆「CHIHARU TAKE OFF ~25歳の旅立ちに託して~」

O.A曲

01. 車を止めて
02. 木枯しに抱かれて

03. 春の足音(リハーサルでの弾き語り)

04. おいで僕のそばに(リハーサルでの弾き語り)

05. 炎

06. 夢をのせて(楽屋での弾き語り)

07. 人生の空から

08. 海を見つめて

09. 夜明け

10. 悲しい時には

 

◆歌詞

いつまでも 心閉していれば 

私だけの夢をのせて 朝日が登る 
教えて欲しい 私のすべを 

ひざをかかえ 見つめるのは いつでも明日

 
さよなら昨日 もう帰らないなら 

思い出だけじゃ 生きてゆけない

 
何かが欲しい 確かなものが 

通りすぎる季節だけが 輝いている 

ふるえる指で なぞれば遠い 

何も知らず歩いていた 私が見える 
淋しい時の いつものくせね 

なつかしさに立ち止まれば 時ははかない 


さよなら昨日 もう帰らないなら 

思い出だけじゃ 生きてゆけない

何かが欲しい 確かなものが 

通りすぎる季節だけが 輝いている 

さよなら昨日 さよならみんな 

私だけの夢をのせて朝日が登る 
朝日が登る

 

◆松山千春全作品に思うこと~全作品解説1980-1981 インデックス2

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