「その2 1994年8月11日（木） 松山千春『SOLO NIGHT』 名古屋城深井丸公園特設野外ステージ」S3668-2
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◇更新履歴
V1.0：2016.4.18 初稿、一部過去の記事を流用
V1.1：2017.8.13 チケット半券画像を追加、是正
V1.2：2021.8.11 是正
■名古屋城深井丸公園特設ステージ「SOLO NIGHT」
日時：1994年8月11日 木曜日
会場：名古屋城深井丸公園特設野外ステージ
当日券：会場にて若干枚発売
◆チケット半券画像
◆概要・リポート・セットリスト
その1からの続きです。
7. 当時、懸念していた喉のトラブル。
春のツアー最終日である7月1日 北海道厚生年金会館。
千春が、この日、初めてステージで口にした。
「みんな、最終日だからアンコールに期待しているんだろ。
メンバーは、なんとなく感じていたかもしれないけど、声の調子がおかしい。
一ヶ月前から、どうも喉がおかしい。歌うのが辛い。
この調子だと、夏のイベントは危ないかもしれない。
そのくらい違和感を感じる（要約）」
一抹の不安と、弾き語りコンサートに対する期待感。
それが前哨戦ともいえる長野林檎村での野外が無事開催。
公演中止といった最悪なケース、不安は消え期待感だけが残りました。
8. 1988年四国4箇所での限定ライブ、ひとりうた「憂い」。
タイトルからして千春、一人の弾き語りコンサートだろう思ったが、ピアノ（大石学）とギター（丸山政幸）と千春のギターによるアコースティック編成のライブだった。
そのためソロナイトとチケットに明記されているものの、若干のサポートがつくのではないか。
少々、半信半疑な部分もありました。
9. 全席指定席
全席自由のイベントに比べて時間には余裕があり、名古屋で服を買ったり、ホテルのプールで泳いでから会場に向かいました。
天候は晴れ。
会場に入り目に飛び込んできたステージ。
中央にポツンと椅子とモニターのみ。
左右のスピーカーのみで舞台セットなし。
ステージの背後には、木々の緑が、夏の風に揺れていた。
ホントにひとりでやるんだ・・・・。
そのときの印象は今でも鮮明です。
10. 松山千春の一人だけの弾き語りの有料コンサートは80年春ツアー以来14年ぶり。
ソロ野外イベントとなるとデビュー以来、初めとなる。
野外イベントにおいて、ギター一本だけのワンマンステージを観たのは、松山千春限らず、過去、現在においてこのステージだけである。
客席中央より後ろ、右サイドあたりに関係者のテントがあり、サポートメンバーと関係者がいて雑談していた記憶がある。
11. 全席指定席のせいだろうか、興奮だとか熱気は見て取れなかった。
静かに開演を待った。
何をやるんだろう。
89年夏から封印している「旅立ち」か。
それとも順当に「君のために作った歌」だろうか。
そうきたら「おいで僕のそばに」iにつなげるのだろうか。
86年秋からフルコーラスで歌っていない「大いなる愛よ夢よ」は、ニューズ、アルファ時代の楽曲ならなんだろう。
弾き慣れているキャニオン時代の「あたい」「君が好きさ」「ピエロ」「これ以上」といった曲が並ぶのだろうか。
そんなことを考えながら開演を待っていました。
その3に続きます。
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