「中島みゆき『わかれうた』に思うこと~中島みゆき作品解説20~」S3565/R


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◇更新履歴
V1.0:2016.2.19 初稿

■ 「わかれうた」 編曲者:福井崚、吉野金次(オリジナル)、 瀬尾一三(リメイク)

1977年9月10日発売の5枚目のシングル

1978年4月10日発売の4枚目のオリジナルアルバム『愛していると云ってくれ』のLP A面3曲目(全9曲)。

2004年11月17日発売の32枚目のオリジナル・リメイクアルバム『いまのきもち』の2曲目(全13曲)。


・楽曲試聴(オリジナル)
http://music-book.jp/music/Artist/890/Music/aaa2co38

・楽曲試聴(リメイク)

http://music-book.jp/music/Artist/890/Music/aaa2co0h

◆ミュージシャン

・オリジナル(後日、追記)

・リメイク(後日、追記)


◆2016.2.16 夢野旅人

中島みゆきの「わかれうた」。

「南三条」のレビューと重複しますが、

松山千春の、1997年秋のツアーで、この唄を口ずさんで、

~道にたおれて誰かの名を呼びつづけたことがありますか~
・・・ない。

お前達、見たことあるか?、道端で倒れて誰かの名前を叫んでいるやつを。
嘘は歌っちゃいかんよ、嘘は。
と、笑いを誘っていた。


無論、千春も分かっていて言っていると思うが、歌詞を確認すると、道ではなく、途。


~途にたおれて誰かの名を呼びつづけたことがありますか~
つまり、道端でなく人生の途に倒れて誰かの名を叫ぶということである。


類稀な比喩表現と紹介されることの多い彼女。

デビュー当初の作品は、今に比べたらストレートな表現だった印象を持つが、この曲がリリースされて数年後、道ではなく、途と書かれていたことに感嘆したものです。


デビュー3年目に入ってすぐに、

中島みゆきにとって初のトップ10入りしたシングルであり首位を獲得した作品。

タイアップなしで80万枚近くを売り上げている。


この年・1977年は松山千春がデビューした時期。

「わかれうた」が9月に発売されて、千春の3枚目のシングル「時のいたずら」 がリリースされたのが11月。

「時のいたずら」と「わかれうた」のコード進行がほぼ同じであるこことから、中島みゆきはコンサートで「わかれうた」の演奏の際、途中で「時のいたずら」に変化させて過去、歌っている。


1978年2月5日に札幌STVホールで行なわれた「第16回STVヤングジャンボリー」

彼女と千春が出演したときも、「この曲は千春の歌に似てるって言われるんだけど、私のほうが先に作ったんだからね」といって「わかれうた」を弾き語りで披露した。


間奏中にギターのコード進行にあわせて「とーきーのーいたーずらーだねー」と、口ずさんだあと、「わかれうた」を歌っています。


ちなみにテレビ出演は稀な彼女だが、

当時、ヤマハ音楽振興会が制作協力していた日本テレビ系列「コッキーポップ(1977.9.25)」と、「夜のヒットスタジオ(1977.12.26)」で「わかれうた」を弾き語りで歌われている。 
さらに翌年放送の「ミュージックフェア(2.21)」と、「コッキーポップ(4.23)」で披露されています。


~誰がなづけたか 私には わかれうたうたいの影がある

好きでわかれ うたうはずもない 

ほかにしらないから くちずさむ~


歌詞にもあるが、この曲のヒットにより

「わかれうたうたい」と、世間で言われるようになったが、


そんな褊狭な言葉では言い表せられないことは、

その後の多々な名曲が物語っています。


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