「中島みゆき『歌姫』に思うこと~中島みゆき作品解説19~」S3561/R


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◇更新履歴
V1.0:2016.2.16 初稿

■ 「歌姫」 編曲者:青木望(オリジナル)、 瀬尾一三(リメイク)

1982年3月21日発売の9枚目のオリジナルアルバム『寒水魚』のLP B面5曲目(全9曲)。

2004年11月17日発売の32枚目のオリジナル・リメイクアルバム『いまのきもち』の7曲目(全13曲)。


・楽曲試聴(オリジナル)
http://music-book.jp/music/Artist/890/Music/aaa2co4x

・楽曲試聴(リメイク)

http://music-book.jp/music/Artist/890/Music/aaa2co0m

◆ミュージシャン

・オリジナル

01. ペース:長岡道夫
02. ギター(A.G):吉川忠英

03. ギター(E.G):今剛

04. キーボード:倉田信雄

05. ドラムス:林立夫

06. パーカッション:斉藤ノブ

07. マリンバ:金山功
08. ストリングス:友田啓明ほか

・リメイク(後日、追記)


◆2016.2.16 夢野旅人

高校のとき。

未来の自分に宛てた手紙を書かされた。

タイムカプセルに入れられ校庭に埋められた。

未だに届かない、あの手紙はどうなったのだろう。


そう時々思うが、さして感興はない。

それは悲しいかな、文面の記憶があるからである。

そんなとこが、自分でも妙味に乏しいと感じる。


~せめておまえの歌を 安酒で飲みほせば 

遠ざかる 船のデッキに立つ自分が見える


歌姫 スカートの裾を

歌姫 潮風になげて

夢も哀しみも 欲望も 歌い流してくれ~


手紙には、「歌姫」の歌詞を引用して、

未来の自分への問いかけを綴っているのだが、

人生はおろか、夢も挫折も酒の味さえ知らない青二才が、

この歌に感化されていること自体が滑稽である。


~握りこぶしの中に あるように見せた夢を

遠ざかる誰のために ふりかざせばいい~


過去に届けてくれるカプセルがあるならば、

当時の自分に伝えたい。


お前が「歌姫」を咀嚼しようなど25年早い。

今は、この歌の世界観などわからなくてよい。

頭でっかちなお前だから、考えず躊躇せず、

自分自身を裏切ることのないよう努力しなさいと。


さて、この「歌姫」。

中島みゆきが30歳のときに発表した曲。


情景が画となって見えるような歌詞。

何より、何度か人生を経験したような達観がある。


この歌をきいて、高校生だった自分が、

玉手箱を開けてしまった浦島太郎のように、

老成した感覚になったのも分からなくもない。


この年になると、

これまでの人生が見える歌は少なからずあるが、


「歌姫」は、年端のいかぬ少年だった自分が、

初めて人生を旅したような錯覚に捉われた歌だったように思います。


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