「松山千春 『夏の日』に思うこと~松山千春 全作品解説397~」S3376/R


松山千春データベースのトップページはこちらから↓

http://ameblo.jp/chiharu1997/entry-11566903514.html

アーティスト別ライブデータベースのトップページはこちらから↓

http://ameblo.jp/chiharu1997/entry-11751243418.html

◇更新履歴

V1.0:2015.10.31 初稿

■ 「夏の日」 編曲者:夏目一朗
2006年5月31日発売のアルバム『現実』の3曲目(全10曲)。


◆レコーディングミュージシャン:
01. ドラム:島村英二
02. ベース:河合徹三
03. ガットギター:丸山ももたろう
04. バイオリン:加藤高志

05. バイオリン:加藤亜紀子

06. ヴィオラ:秋山俊行

07. チェロ:篠崎由紀

08. クロマチックハーモニカ:佐野聡

09. ブログラミング:中西進

10. シンセサイザー:夏目一朗


◆2015.10.31 夢野旅人

ファンであっても、馴染みの薄いであろうアルバム『現実』。


レコーディングスタジオで撮影したアルバムジャケット。

赤の背景に写る50才の千春と、2枚のモノクロ写真。

三輪車にまたがる幼い千春と、20才前後の千春。

50年という歳月が散見されるはずが・・・・怖い。


薄いサングラス越しにみえる鋭い眼光と、
素人離れした佇まい、さらに赤字に白文字で「現実」。


初めて、三上寛を聞いたときの衝撃をも凌駕しそう。


そんなジャケットではあるが、

内容は至って一貫とした千春節。


数曲しか、ライブでの演奏がなく、

馴染みの薄いアルバムの部類ではあるが、

ここ数日、聞き込んでかなり身体に馴染んだ。


それ以前に、10年間の月日が、

当時の印象を、大なり小なり変えていた。


特に、「国道38号」と「申し訳ない」の印象。

10年前とは雲泥の差である。


当時から今でも、

好きな唄は、「輝く時代」と、「風になって」、

そして、この「夏の日」である。


弦楽器に続いてギターで始まるイントロ。
ギターの旋律が、なんど聞いても「春の足音」http://ameblo.jp/chiharu1997/entry-11778824717.html の音色にきこえてしまう。


2014年秋のツアーでの「時のいたずら」から「ピエロ」に入るイントロ。

サックスからのギターの音色も同じように感じた。

「春の足音」のギターのイントロの印象が強いのだろう。


表記、意味は違えど、

「夏の陽」http://ameblo.jp/chiharu1997/entry-12043078379.html と読みが同じである。


僕は、この曲を聞くと、

微睡に似た感覚にとらわれる。


あなたの胸で過ぎていく夏の日。

キラキラ輝く風、高く青い空、水平線に浮かぶ船。

すべてが眩しく輝いている。


二人の心は熱く、

このまま時を止めても構わないほど、

心は満ち溢れている。


といった内容のフレーズが散りばめられている。


にもかかわらず、


どこかけだるく、

微睡の中で幻想を見ているよう。


高く青い空も、キラキラと輝く風も、

男の胸に抱かれている今、この夏の日さえも、


彼女の遠い記憶のように感じる。


歌詞と楽曲、

もしくは聞き手である自分とのミスマッチなのかわからない。


けれど、そのミスマッチが絶妙だと思える稀有な一曲です。

■↓現在、以下の検索ランキングにエントリーしています。
よかったら、アクセスして頂けると嬉しいです。
一日一回、ライキングポイントが加算されます。

よろしくお願いいたします。


にほんブログ村


アーティスト・グループ(音楽) ブログランキングへ

人気ブログをblogramで分析
ブログランキング&成分解析

http://blogram.jp/users/analyze/?uid=138678

---------------------

YUMENO BLOG ~ 愛した季節の薫り 孤高のフォークシンガー・松山千春の世界を綴ろう~ 夢野旅人