「松山千春との37年間・彼が純粋に心で歌うなら、僕も純粋さを取り戻し、より心で聞こう~その7」3362-7/R
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V1.0:2015.10.27 初稿
■「松山千春の歌唱力その2(80年代後半)の続き」
その6 http://ameblo.jp/chiharu1997/entry-12087948142.html
からの続きです。
06. 松山千春の歌唱力その2(80年代後半)
6-3. 80年代半ばから後半でのアンコール曲数の推移
84年春からアンコールの時間は正味、30~40分となった。
曲数も、本編12~14曲の本編に加えて、
公演によっては、
フルコーラスで、9曲(84春)、10曲(86年春)、10曲(87春)、11曲(88秋)。
フルコーラスでは、自分の知る限り11曲が、過去から現在において最多である。
91年秋の札幌での最終日。
バックステージノートには、アンコール13曲と記されているが、
「もう一度」と「恋」、「抱きしめたい」がワンコーラスなので、フルコーラスでは10曲である。
6-4. アップテンポのナンバーよりも、バラードに注目し始めた「あなたが僕を捜す時」
80年代、いや現在においても千春のステージに、アンコールはなくてはならないもの。
他のシンガーと比べて本編は少ないので、必然的に曲数も求める。
現在においても、
本人が「アンコールはお客さんのための時間」というように、
本編で自身が伝えたいこと、言いたいことを述べさせてもらう代わりに、アンコールは歌うよ。
そんな意味合いが、
特に80年代は強かった。
一曲、一曲、喉が潰れるまで。
1980年代半ばからのアンコールは、怒涛といってよかった。
このころは、特に80年代前半から半ばまでは、
バラードよりもアップテンポなナンバーが占めた。
自分を含めて、客の多くが「大いなる愛よ夢よ」は除いて、
バラードよりもアッパーなナンバーを求めていた。
それが徐々にではあるが、
スケールの大きいバラードも欲していく。
自分が、
その転機になったのは、
86年春の「あなたが僕を捜す時」の熱唱だった。
どちらかというと、その85年夏の「大いなる愛よ夢よ」の、
絶叫のような絶唱に近いものの、それとは違う身動きの取れない感動があった。
その後のアンコールも良かったが、春はこの曲に尽きた。
その年の夏、よみうりランドEASTでのライブ。
ライブリポートhttp://ameblo.jp/chiharu1997/entry-11889635618.html でも書いたが、
千春のステージで初めて、どの曲も感動を覚えなかった。
友人も同じだった。
リポートと重複しますが、そのステージの3週間前。
8月8日の札幌厚生年金会館での10thメモリアルコンサートhttp://ameblo.jp/chiharu1997/entry-11746295373.html で、自分自身、一段落した感が確かにあったものの、
自分の、松山千春のステージの見方が変わり始めた時期であり、
アンコールでアッパーなナンバーを求めていた自分も、圧倒的なバラードを求めるようになっていた。
それが、85年の「大いなる愛よ夢よ」の絶唱だったり、86年春の「あなたが僕を捜す時」だった。
極端な話、ヒット曲や代表曲を歌っただけでは、それがたとえ「旅立ち」であろうとも、会場の熱量やシチュレーション、千春の気迫、情熱といったプラスアルファ加味されないと、琴線にはふれない。
そう気づき始めた時期だった。
札幌とEASTは、自分にとって、千春のライブの見方が知らぬ間に変わっていった過渡期にみたライブだった。 その決定打となったパフォーマンスは、日比谷での 「あなたが僕を捜す時」だったのだろう。
人によって時期や曲は違うと思いますが、
多くの人に似た転機はあったように思えるのです。
おそらく、この時期あたりが、
アッパーなナンバーよりも(もしくは平行して)、スケールの大きい圧巻なバラードを欲し始めたように思えるのです。
そして、翌年。
会場の拍手が鳴り止まなかった絶品の、奇跡のような歌声に出会うことになるのです。
その7 http://ameblo.jp/chiharu1997/entry-12087948142.html
に続きます。
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