「松山千春 『町外れの丘』に思うこと~松山千春 全作品解説378」S3330/R
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◇更新履歴
V1.0:2015.10.14 初稿
■ 「町外れの丘」 編曲者:夏目一朗
2003年11月5日リリースのアルバム『風光る』の9曲目。
◆レコーディングミュージシャン
01. ベース:美久月千晴
02. ドラムス:三浦晃嗣
03. ギター(AG):好永立彦
04. ギター(EG):米川金太
05. トランペット:鈴木正則(BACCHUS)
06. トロンボーン:佐野聡(BACCHUS)
07. ティナー・サックス:春名正治(BACCHUS)
08. コンガ:春名正治(BACCHUS)
09. プログラミング:中西進
10 キーボード:夏目一朗
◆夢野旅人 2015.10.14
2006年秋。
お年寄りから搾り取ろうとする税制改革の話から、老人ホームの話になった。
ボランティアで老人ホームに行く時があるが場所は決まって山奥や丘の上にある。
繁華街に作ればいいといつも思う。
お年寄りには刺激与えなきゃ
そして爺さん、婆さんは遊べばいい。
1階がコンビニ、2階がキャバクラ、婆さんも働いてもいい。
「トメでーす。 いくつに見える? 80歳」とかいってさ。
「見えない。
80じゃないだろう、
どう見ても90より上だろう」とかな。
で、3階はソープランド、4階から老人福祉施設を作ればいい>
そしたら、お年寄りたちは張り切って。
じいさん、年金入ったらソープに行ったりしてな、
ばあさんは「私、指名が入ったわ」とかさ。
といった話で客席を笑わせていた。
「町外れの丘」。
リリース時のツアー、2003年秋。
この曲は、暗い曲なのに夏目が明るい曲調にした。
「丘で踊ろう」みたいな歌にして、
ちょっとした勘違いがね、イントロがポンポコポンポコって・・・(笑い)。
自分は、町外れの、この丘には来ないでくれ。
自分は、来てしまったが、お前達は、この丘から、町の灯りを眺めないでおくれ。
と、語っている。
聞いた通りの解釈だったが、
「松山千春の世界 風光る」には、以下のような表現で語られています。
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これは、いわゆる「姥捨て山」の歌。
夏目も勘違いしていたんだけど、「町外れの丘には来てはいけない」って歌。
人生なんてこんなものなんだろうって思いながらも、町の中にいなきゃだめだ。
自分は、冷たい風に誘われて来てしまった。
毎日その丘から町を見ているけど、自分の次の人間は来ないでくれ。
ここはそんな夢の国ではないんだと。
ただ毎日、ボヤッと町を眺めているだけの人生なんて何も面白くない。
うっとうしい毎日だから幸せがあるのであって、
遠くで眺めてることに幸せがあるんじゃない。
人生の第三者になるなってこと。
いつでも一人称で生きてくれ。
苦しかろうが辛かろうが。
私は今、第三者的にこうなってしまったけれど、あなた達はならないでくれと。
いつまでも現役でいてくださいと。
前向きな曲です。
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この3年後のコンサートでのMCが、
冒頭の福祉施設は繁華街にという話である。
直接、この曲に通じている話ではないが、
何を馬鹿なことを・・・と、笑ってしまうような、
一聴すると、面白おかしく語っているような話の、
真意を、突き詰めていくと、
様々なメッセージソングが浮かんでくるのです。
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