「中島みゆき『南三条』に思うこと~中島みゆき作品解説6~」S2972/R


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■ 「南三条」 編曲者:瀬尾一三

1991年10月23日発売の19枚目のアルバム『歌でしか言えない』の10曲目(全11曲)

◆ミュージシャン

01. ドラムス:ジョン・ロビンソン

02. ベース:エイブラハム・ラボリエル

03. ギター(A.G):ディーン・パークス

03. ギター(E.G):Paul Jackson Jr.

04. キーボード:Tom Keane

05. パーカッション:Paulinho Da CostaBackground
06. サックス:古村敏比古
07. コーラス:杉本和世・坪倉唯子


◆2015.5.12 夢野旅人

中島みゆきの「わかれうた」。

松山千春の、1997年秋のツアーで、この唄を口ずさんで、


~道にたおれて誰かの名を呼びつづけたことがありますか~

・・・ない。
お前達、見たことあるか?、道端で倒れて誰かの名前を叫んでいるやつを。
嘘は歌っちゃいかんよ、嘘は。
と、笑いを誘っていた。


マツコデラックスも似たような言い回しをしていたが(ふたりとも分かっていて言っていると思うが)、歌詞を確認すると、道ではなく、途。


~途にたおれて誰かの名を呼びつづけたことがありますか~

つまり、道端でなく人生の途に倒れて誰かの名を叫ぶということである。


中島みゆきの「南三条」。

この作品の主人公は、路上を泣きながら走るのである。


南三条とは、札幌の繁華街すすきの中心部を示す。

地下鉄の駅があるすすきの交番あたりが南4条西4である。


その南三条を、西1丁目に向かったのか、

西8丁目に向かったのかわからないが、

女は泣きながら走った。

数年前の夏の日のことだった。


そして、今日。

地下鉄に向かう人の波に紛れた彼女の前に、

突然、無邪気な笑顔で現れた女。

それは、あの日、南三条を泣きながら走る原因となった女だった。


劇的に展開していくストーリーと、
女の激情ともいえる心情が見事に綴られた歌詞と、

中島みゆきの重量感あるヴォーカルとキレのあるバンドの演奏力。


それらが、ひとつのグルーヴとなり、

よりドラマティックに、躍動的に聞き手を惹きつけ、とらえて離さない。


まるでライブハウスで、目の前で演奏されているよう。

夜中にきくと、目が冴えて一睡もできなくなるほどです。

中島みゆきが、初めて本格的な海外でのレコーディングに臨んだアルバムがこの曲が収録されている『歌でしか言えない』。

この「南三条」は、 サックスの古村敏比古と、コーラスの杉本和世、坪倉唯子以外は、ディーン・パークス、エイブラハム・ラボリエル、ジョン・ロビンソンらの海外ミュージシャンか務めている。


なんだかんだ言っても、世界は広い。

海外のミュージシャンって凄いんだなと唸った一曲でもあります。


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