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◇更新履歴
V1.0：2015.4.7 初稿
■ 「愛は風のように」 編曲者：奥慶一
1987年5月10日発売のアルバム『あなただけの季節』のＬＰ B面4曲目（ＣＤ9曲目／全10曲）。
◆レコーディングミュージシャン：アルバム『あなただけの季節』の参加ミュージャン。「愛は風のように」のみのクレジットはなし
01. ドラム：見砂和照
02. ギター（AG）：笛吹利明、吉川忠英
03. ギター（EG）：松原正樹、芳野藤丸、角田順
04. ベース：長岡通夫
05. キーボード：奥慶一、中西康晴、倉田信雄、エルトン永田、有坂秀一
06. パーカッション：浜口茂外也
07. サックス：ジェイクH・コンセプシオン （Jake H.Concepcion）
08. ストリングス：加藤ジョー・グループ（KATOH JOE Group）、篠崎マサ・グループ
◆2015.4.8 夢野旅人
ここずっとアルバム『あなただけの季節』を聴いています。
前作の「あなたが僕を捜す時」や、翌年以降発表される「自由の彼方へ」、「蒼き時代の果てに」、「流浪」、「凡庸」といったスケールが大きく歌い上げている曲はないといってもいいかもしれません。
けれど、春から初夏の輝く季節にはピッタリで好きなアルバムです。
～６月それは素敵な季節 忘れないずっと
二人の夢ははじけてせめて 思い出と輝やけ～
6月と季節を限定している曲は、この曲と「6月の雨」http://ameblo.jp/chiharu1997/entry-11826202470.html 。
ステージでは、季節感にこだわる千春。
「6月の雨」でさえ、イレギュラーでしか歌わないのに、この曲はもっとレアである。
僕は、この曲を一度もステージできいていません。
プロのミュージシャンが、
「スケールの大きな歌を歌い上げるだけが松山千春の魅力ではない」と言っていた。
同感である。
なんだけど、「風よ」とかさ、さらりと歌い上げる曲、歌ってくれないんだもの。
もとい。
アルバムタイトルの「あなただけの季節」と「愛した季節」。
そして、この歌の歌詞にも、季節という言葉が使われている。
人には、あななただけの、かけがえのない時間・戻らない季節がある。
そう思いながら、このアルバムをきいていると、
～愛してもっと強く 二人の時間を （二人の時間）～
～歌え 歌えたからかに 今 春の歌 （春の歌）～
～いいさこのまま二人でいれば 時の流れに流されようと （愛のゆくえ）～
といった、フレーズたちが、ひとつの世界観に繋がっていく。
なんか、アルバムのレビューになってしまいましたが、
～６月それは素敵な季節 哀しみをこえて
手を振るだけの私をひとり
やさしく抱きしめる～
6月に限らず、
時間や季節は、いつか、哀しみをも包み込んでくれる。
だから、季節は６月でなくても、お盆だろうが正月でもいい。
喜びや哀しい季節さえも、振り返ればすべて金色に輝いている。
そういった意味で、この曲は地味だけど、いい歌だと思うのです。
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