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更新履歴
V1.0: 2015.2.10初稿
■ 「ビクビク」 編曲者:飛澤宏元
1997年8月30日発売のアルバム『叫び』の3曲目/全10曲。
◇松山千春選曲のベストアルバム『季節の旅人~春・夏・秋・冬~』 DISC-4(冬)の3曲目。
◆レコーディングミュージシャン(楽曲個別のはなくアルバム『叫び』全体のクレジット)
01. ギター(AG):笛吹利明、丸山ももたろう、古川昌義
02. ギター(EG):松原正樹、好永立彦、徳武弘文、土方隆行
03. ドラム: 島村英二、渡嘉敷祐一
04. ベース:美久月千晴、高水健司、岡沢章
05. キーボード:エルトン永田、夏目一朗、中西康晴、山田秀俊
06. パーカッション: 浜口茂外也、菅原裕紀
07. ストリングス:KATOH JOE、KATOH JOE group、MASA SINOZAKI group
08. サックス: 佐野博美、平原まこと
09. 二胡(èrhú): Jia Peng Fangジャー・パンファン(賈鵬芳)
10. コーラス:YOKO ASAI
□sys.OP:渋谷年治、TAKASUMI KUNIMOTO
◆2015.2.10 夢野旅人
千春の作品の中で、
甲斐よしひろや浜田省吾のように、
怒りや痛み、欲望をドラマティックに綴った歌は皆無といっていいでしょう。
また明確なメッセージはあるのだろうが表現は抽象的である。
そんな中で、
この「ビクビク」に登場する主人公は具体的に描かれている。
汗水たらして働いてみても、いつも財布はからっぽ。
いつか「金がどれほどのものか」と叫んでみたい。
彼女なんてできやしないから、グラビアアイドルが恋人。
そんな自分を、誰かが笑っているようでビクビクしているオイラ。
だけど、善人面して阿漕なことして捕まる奴らよりは、よっぽどまとも。
大声で笑うも、ビクビク。
と、歌う。
「叫び」に主眼を置いた作品が並ぶアルバム『叫び』。
「ひとりの部屋」http://ameblo.jp/chiharu1997/entry-11826640566.html
では無言の叫びを歌い、「ビクビク」では、現実と欲望の狭間で青年が叫んでいる。
「生きている」にも通じるが、
叫ぶことは、生きているという証なんだと思うわけです。
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