■ 「です。」 編曲者...夏目一朗
2001年10月21日発売の50枚目のシングル「宇宙のはるか」のカップリング。
□2014.3.14 夢野旅人
東日本大震災から3年。
2014年3月11日の深夜のラジオ。
~私の名前を呼ぶだけでいい そしたら私はどこにいても あなたのもとに走ってゆくわ(ユー・ガット・ア・フレンド)~
音楽評論家の萩原健太は、この日に紹介する一曲として、キャロルキングの「ユー・ガット・ア・フレンド/君の友達 (You've Got a Friend)」を選んだ。
時代を射抜いた作品だと彼はいった。
~生きることに疲れ果て
みじめな気持で、つい涙ぐむとき
その涙を僕がかわかしてあげよう
僕は君の味方だよ
どんな辛い時も 頼る友達がみつからないときも
僕は君の味方だよ
荒れた海に架ける橋のように
僕がこの身を横たえてよう(明日に架ける橋)~
サイモン&ガーファンクル「明日に架ける橋/Bridge over Troubled Water」にも、いえることだが、 そんな時代を射抜いた作品はアーティストのもとを離れ、聴き手に育てられ、多くの人のものになるという。
松山千春の 「です。」。
「残照」「幸せ」http://ameblo.jp/chiharu1997/entry-11767454961.html
「平凡」の流れを汲む一曲だと思った。
~何もない事が 幸せなのです 見送る日々があり 忘れえぬ日があり~
凡庸すぎる歌詞だと思った。
「体裁を整え、言葉を厳選してところで、聞く人が伝わらなければ意味のない歌になってしまう」
わかるのだけど、多少の比喩は必要だろうと思った。
自分の琴線にはふれることはなかった。
ライブで聴いても、ずっとその思いは消えることがなかった。
初めてこの歌で心を鷲掴みにされたのはリリースから10年が過ぎた2012年3月20日。
ラジオ「オールナイトニッポンGOLD(東日本大震災復興応援コンサート『あの日をわすれない2012』)」で流れた「です。」を聴いたときだった。
~何もない事が 幸せなのです 見送る日々があり 忘れえぬ日があり~
いまさら、「ああ、こういうことだったのか。 やっぱり千春はすげーや」と感涙した。
「ユー・ガット・ア・フレンド」や「明日に架ける橋」の歌詞。
普段、何もないときに聴くと心に響かないどころか、偽物の愛、友情の歌のようにさえ思えてくる。
だけど、これ以上ないくらいうちのめされたとき、どん底のとき、自分はあの歌詞にある優しさを求める。
時代を射抜いた作品。
確かに存在すると思う。
松山千春の「です。」も時代を射抜いた作品だと思うのです。
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