「初雪から一夜。27年前のあの日に、歩いた道で思い出す甲斐バンドと浜田省吾のファイナル V1.1」 S1187


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◇更新履歴
V1.0: 2013.1.15 初稿
V1.1: 2016.4,03 是正


■初雪から一夜。27年前のあの日に、歩いた道で思い出す甲斐バンドと浜田省吾のファイナル


甲斐よしひろと浜田省吾。

双方好きだというファンも多いはず。

自分もそうだからすごくよく分かる。


甲斐バンド・甲斐さんにはバンドとしてのサウンドを、音の作り方、積み重ねかたを教えてもらった気がする。 アコギなショービジネスの世界で一見、タブロイド的なブローモーション展開で、当時市民権を得ていなかった日本のロックを押し上げた重鎮とも思える。


浜田省吾は少年期のどうしょうもない不安や、やり場のない怒りや不満を束の間でも忘れさせてくれた。

20歳になる深夜に聴いたレコードは松山千春ではない。

浜田省吾の「ON THE RODO」だった。


27年前。

1986年 2月19日。

あの日も、前日雪が降った。

朝は、今朝よりも積雪が残ってました。


浜田省吾 ON THE ROAD'85のFINAL。

横浜文化体育館


当日券を求めて始発で出かけた。

靴底に穴が空いてた。

お気に入りの靴はそれしかなかったし、なんとかなんだろうと思ってた。


親友と最寄り駅で待ち合わせ。

ウォークマンには甲斐バンドが流れてた。

電車の中でギターのコードを押さえなから聴いた


横浜文化体育館の当日券売り場。

早朝から発売開始時刻の午後3時まで並んだ。


周囲は雪。

腰掛けられない。

立ちぱなしで待ちました。


で、靴底から雪水が入ってきて、ま、きつかった。

親友と代り番こに、喫茶店に行きながら・・。

よく凍傷にならなかったと。


当日券はステージサイド。

とても近くて死角もさして気にならず観やすかった。


最終日だからだろうか。

省吾もアタマから飛ばしすぎの感があったけど、それまで自分が観た彼のステージの中で最高と思えた。


「家路」の間奏。


「20代はあっという間に過ぎた。

30代になって、時々どこに向かって走っているのだろうと思う。


でも、世の中で、いったいどれくらいの人が、自分の夢見た仕事に就けるのだろう。
そう考えたら、自分には音楽しかないと信じて、走っていこう。


ロサンゼルスの夜景を観ながらこの曲『家路』を作った。

空と道のように、永遠に交わることのない場所であったとしても、たどり着くべき場所に向かって走っていきたいと思う。(要約)


そう話し、ふたたび歌いはじめた「家路」。

その流れから「愛の世代の前に」に流れ込む終盤は凄かった。

衝撃に近かった。


あの日の夜は、本当に最高だった。

後日、音楽雑誌に、この日の記事が載っていて、僕も親友も小さく写っていた。


すると親友はその写真を切り取り、ツアーパンフレットに糊をつけて適当に貼り付けた。

ツアーグッズは開封せずに、密封型のビニールにいれて保存が基本の、コレクタータイプの僕からすると、びっくりした瞬間だったけど、あれは、あれでありなんだろう。


そんなことを、今朝、

27年前のあの日に、歩いた道で、

昨夜の雪を見て、思い出しました。


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