「長渕剛 桜島オールナイトコンサート/Captain of the ship 」S906

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車中で長渕剛の桜島ライブのCDを聴いていたら、友人に訊かれた。
友人「ラストの『Captain of the ship 』。あのキーボードのイントロダクシションでわかった?」。
夢野「来る予感はしたけど、あの序章だけでは分らなかった」。
そんな会話を、何か月前かにした。


で、昨日。
改めてライブ映像を観た。
こんなに鬼気迫るライブだったのかと、今更ながらに再確認した。

あの日、桜島のあの会場に、僕はいた。

昨日、観たライブ映像の感想は、あの日の感情と大きく変化していた。
だいたいは、映像よりも、生のライブほうがいい。

だけど、自分には、映像のほうがより発見が多く、改めて感動した部分が多々あった。


もう8年前になる。
体調に不安があり、桜島は諦め、桜島前夜祭のZepp Tokyoのみにしようと決めていた。
でも、そのZepp Tokyoのライブが実によかった。
長渕剛には珍しく、演奏曲がレコードのサイズと一緒。
イントロや間奏、アウトロでの運動もなくて、実に聴きやすかったし、歌そのものを愉しむ事ができた。
それに、「マリア」「Good-Bye青春」「-100度の冷たい街」「孤独なハート」など久しぶりなナンバーがメニューにあった。


これは、本番の桜島。
スタンダードサイズでの演奏で60~80曲は期待できる。
これは、やっぱり是が日でも、なんとしてでも行かなくてはと決意した。
幸い、桜島のチケットは2枚ある。
ホテルも運良くキャンセルされた部屋が取れた。
航空券も空きがあった。

友人などに、旅費は出すから一緒に行ってくれないかと打診したが、断られた。

もしも、現在なら、冒頭の友人は、間違いなく行っていることだろう。
そして、鹿児島で、一緒に黒豚しゃぶしゃぶでも食べていただろう。


基本、外国でも、リックひとつで、ひとりで出かけちゃうタイプだけど、あの頃は本当に自信がなかった。

不安を抱きつつも、ひとりで出かけた。
たから、会場にたどり着いたときは達成感があった。


桜島のフェリー乗り場から会場まで、通常徒歩20分。
だけど小さい島に7万5000人。整列退場ならぬ整列入場で入り口にたどり着くまで数時間を要した。
そして九州である。北と違い暑い。始まる前から体力もかなり消耗するわけです。


会場は、荒地をシャベルカーで耕したような場所で、フラットでもなく、でこぼこの地。
ま、それがいいアクセントでした。


開演を待つ。当り前のように開演予定時間がおす。
これが結構長かった。
2回の休憩も、も一時間近くあり、これもしんどかった。

なにより、スタンダードサイズでの演奏で60曲以上やるかなと思っていたが、甘かった。

1部からこぶし・運動大会の復活。
「泣いてチンピラ」の世界観に「がんばれニッポン がんばれニッポン」のリフレインなどなど。
蓋を開けてみると、約8時間で全42曲。


同日は氷室京介が、東京ドームで(KYOSUKE HIMURO "21st Century Boowys VS HIMURO 2004"
An Attempt to discover new truths~史上最強のトレビュート~)30曲を2時間半で歌い上げていた。

ホテルのロビー。
「氷室は30曲だってよ。剛はオールナイトで42曲か」。
翌日のスポーツ紙を読んだ長渕ファンが話していたのを思い出します。


とにかく、途中でばてました。
体力がなかったせいか集中力も続かなかった。

2部は「スタンス」以降、あまり記憶がない。


また、担架が会場内を行ったり来たり。

かなりの人数の客が救護室に運ばれていた。

故郷の桜島で、野外で何年もかかってライブ実現させる。
それは、大いに意味のあること。

故郷・野外・オールナイト。

ファンには、たまらないシチュエーション。

アーティストにとっても、一度は実現したい一大イベント。


だけど、室内のアリーナ会場で、数日間にわたる日替わりライブを、落ち着いてみたいとも思いました。

でも、最後のSAKURAJIMA→何の矛盾もない→Captain of the shipの流れは、感動した。
「Captain of the ship」。
長渕剛ファンなら、あの日、あの場所で、この歌を出さなくて、いつ出すんだ、歌うんだと思っていたはず。
そして、ラストが「Captain of the ship」だと判った瞬間の歓声はすごかった。
いつ出すんだ、歌うんだと思いながらも、あ、出した、ついに歌っちゃた。という思いだった。


あれから8年。
どちらかと言えば、「参加できたということに意義がある」という意識が強かったのです。
ですが、映像を見直して、「歴史に残るいいライブ」だったと、今は思います。
冒頭の友人は、さぞ行きたかったと思っていることでしょう。

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■2004.07.27 桜島前夜祭 Zepp Tokyo
01.勇気の花
02.泣いてチンピラ
03.孤独なハート
04.裸足のまんまで
05.情熱
06.逆流
07.待ち合わせの交差点(弾語り)
08.ひざまくら(弾き語り)
09.夏祭り(弾き語り)
10.おうちへ帰ろう
11.ファイティングポーズ
12.くそったれの人生
13.傷だらけの青春
14.勇二
15.LICENSE

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EN01
16.とんぼ
17.Good-Bye青春
18.-100度の冷たい街
19.LANIKAI
20.桜島

--
EN01
21.マリア

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■2004.8.21~SAKURAJIMA ALL NIGHT CONCERT 
桜島野外特設ステージ
--
1部
<MC01>

01.勇気の花

<SMC>
02.泣いてチンピラ

<SMC>
03.孤独なハート
04.とんぼ(弾語り→)
05.情熱 (W:AG)
06.激愛
<MC02>

07.逆流(弾語り+ハーモニカ)
<MC03>

08.俺らの家まで(弾語り)

<SMC>
09.夏祭り(弾語り)
10.ひざまくら(弾語り)
11.お家へ帰ろう(弾語り+ハーモニカ)
12.ファイティングポーズ (W:AG→)
13.くそったれの人生
14.勇次
15.LICENCE

<MC03>
16.しあわせになろうよ

(長渕剛&All Cast feat. ZEEBRA)
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休憩1(59:36mins)
--
2部
17.JAPAN (W:AG) 

<MC04>
18.静かなるアフガン

<MC05>
19.ガンジス (W:AG)
20.STANCE (W:EG)
21.春待気流
<SMC>
22.海
<SMC>
23.順子
24.Keep on fighting

<MC06>
25.いつかの少年(弾語り)
<SMC>
26.気張いやんせ(弾語り)
<SMC>
27.Myself
<SMC>
28.巡恋歌
<MC07>
29.コオロギの唄
30.一匹の侍
31.乾杯
<MC08>
32.マリア
--
休憩2(53:23)

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3部
<SMC>

33.女よGOMEN
34.電信柱にひっかけた夢
35.STAY DREAM
36.Good-bye青春
37.東京青春朝焼物語
<MC09>
38.明日へ向かって
39.LANIKAI (桜島Ver)
40.SAKURAJIMA
<MC10>
41.何の矛盾もない
<MC11>
42.Captain of the ship

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