JR東日本 リゾートあすなろ HB-E300系 乗車記 | 仙台はやての乗り鉄旅行ブログ

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リゾートあすなろは2010年12月に東北新幹線全線開業と同時に運転を開始しました。

当時は新青森~蟹田・三厩もしくは新青森~大湊間で運行されていました。

北海道新幹線開業後は組織改編によって、八戸~大湊間に運転区間が変更されています。

なお、蟹田・三厩などの津軽線は受け持ちが秋田支社となり、盛岡支社のリゾートあすなろは入線する機会が減っています。

代わりにジョイフルトレイン『Kenji』廃止後の穴埋めとして盛岡~宮古・遠野で運転されています。

車両はHB-E300系、気動車ながらキハではなくハイブリッド『HB』が用いられています。

エンジンは発電機として使用され、車輪はモーターによって駆動します。

蓄電された電気のみで静かに発車することも可能であり、ある程度スピードが出るとエンジンが始動します。

編成は2両編成、全車指定席の臨時快速列車となっています。

 

まずは外観から。

今時の新型車らしくイカツイ顔をしています。

眺望を確保するため前面も側面も窓は大きめに作られています。

ステンレス車体ですが、ねぶたや菜の花などをイメージしたオレンジの塗装が施されています。

 

次は車内。

座席配列は2+2で、シートピッチは1,200mmとなっています。

背面テーブルが遠く感じるくらい広いです。

向かい合わせ使用時を考慮したため内蔵式のテーブルも設置されています。

座った感じは腰をはじめとして背もたれが硬いです。

快速だと不織布のヘッドカバーを使用していることが多いですが、ヘッド部分がビニール張りになっています。

残念ながら電車ではないせいかコンセントは設置されていません。

 

運転席の直後には共有スペースとして展望室があります。

長時間の利用が推奨されていないせいか簡素な座席になっています。

 

大湊線では荒涼とした風景が広がります。

 

「リゾートあすなろ」は知名度が高くないのか土日の割に乗車率が低かったです。

陸の孤島でもある下北半島は高速道路もなく、大湊線も強風で運休となることもよくあるのでアクセスが悪いところですが、尻屋崎灯台や恐山、北洋館など独特な観光地があるので面白い所です。