きものcafe的日常 -2ページ目

春の味

近所の野菜カフェのシェフ(私たちは親しみを込めて「おかあさん」と呼んでいます)から、いただいてしまいました。
菜の花です。



先日、おかあさんがおしるこを食べに寄ってくださった時に、「春の、苦い野菜(山菜)が好きなんですよ」なあんて話をしたから・・・の模様。静岡市の、ちょっと山の方から、今朝採りたての菜の花でした。

菜の花からは青い香りというのか、畑の香りというのか、そんな香りがしました。
関係ないですが、晴天で干した後のふとんからは、お日さまの香りがして好きです。

写真のものは花が開いてきていたので店内の飾りに。その他は塩ゆでして、おひたしにしてみました。
柔らかくておいしゅうございました。

婆とヘラ?(お客様との会話より)

カウンター越しの会話は、時に面白くタメになります。
時々寄られる、秋田出身のお客様。今日もいろいろな話をしていたのですが、なんだかお祭りの話になったんですよね。人酔いするから人ごみは苦手なんだよね、みたいな。そしたらば。

「秋田ではね、名物のアイスがあるんですよ。ジェラードの、もっとチープなヤツ。こう、ヘラでね、コーンに盛るの」
え?そんなの見たことないですよ。
「そうだよね、私も県外に出てから見たことないし」
ジェラードとは違うんですか?
「ん~もっとね、安っぽいし。ジェラードとか出てくるよりも、もっと昔からあったんですよ。でも盛り方はジェラードっぽい。で、祭りとか、夏になると国道沿いとかに店が出るの」
国道沿いですか?
「そう、普通に、道路脇に、屋台みたいに」
ほうほう、味はどんなカンジなんですか?
「アイスをシャーベットにしたカンジ・・・かな。甘いんだけどね、アイスクリームほど濃厚な甘さではないけど、ちょっとシャリシャリしたカンジかな」
ああ、なんとなく分かるような。懐かしいカンジですかね。
「でね、だいたい売ってる人がおばあちゃんでね、おばあちゃんがヘラで持ってくれるアイスだから『ババヘラ』」
え?
「『ババヘラ』って言うんですよ、名前が」
ええ?
「変な名前でしょう?昔はそんな名前じゃあなかった気もするんだけど。今はそう呼ばれているのね」
ババヘラ・・・。
「誰が言い出したんでしょうね。あははは」

気になったのでネット検索してみたらば、ありましたよ『ババヘラ』。

http://www.babahera.net/

たしかにおばあちゃんがヘラで盛っています。ちょっとほのぼのとしていて、見たことないのに懐かしささえ感じますわ。「バラ盛り」の名人芸も見てみたい!ぜひ食べてみたいのですが、通販はお休み中の模様。再開したらお取り寄せしてみようかな。

頑張れ和裁士!(と、その卵たち)

今日のお客様の中に、着物姿の若い女子二人連れさんがおりました。お茶してくれながら「ここ(の店)には和裁士さんがいるんですよね?」という質問があり、「彼女(こちひなクンね)がそうですよ、お仕立てなどの相談も受けられますよ」などとお話してみれば・・・なんと、彼女たちは和裁学校(専門学校)の生徒さんとのこと。まだ1年生なんだそうな。こちひなクン(和裁士の先輩だわな)に「和裁士になって良かったですか?」「3年後って仕事としてどうなんでしょうか?」などと熱い質問がビシバシ。ちょっと悩んでいるようでした。

・・・こちひなクンから話としては聞いていたけど、やっぱり学校はキツいよう。それはそうだよね、一番遊びたい(若い)時期にチクチク地味~な作業を朝から晩までやるのだもの。しかも四年間。挫折しちゃう若者も多いと聞きました。

でもでも。ぜひぜひ頑張ってほしい。着物を仕立てることができる、というのはとても素晴らしい技能だと思います。心底羨ましい。「着物」という衣服が存在する限り、職業和裁士さんは必要ですし、工賃が安い中国やベトナムの工場で「仕立て」はできでも、「お直し」やら「仕立て直し」というのは和裁士さんにしかできない技術ですから。
今、和裁一本で身を立てるというのは非常に難しい状況ではあるようですが、着物に関連する仕事に携わるのなら(和裁という技術は)絶対的な強みになりますしね。

全て手縫いで仕立てている、ということを考えると仕立ての料金って実はお安い、とも思います。柄合わせなども結構大変(みたい)ですよ。もっと和裁士さんに光があたるといいなと思います。微力でも応援できることがあればな・・・ともうっすら考えたりもします。

頑張れ和裁士!(と、その卵たち!)

絹×毛

今日はとっても暖かい一日でした。開店前に近所を歩いたら汗ばみそうな勢い。

今日の着物は、シルクウール交織です。縦糸がシルク、緯糸がウール。普段着のウールと同じ位置づけなので、仕立ては単衣です。
ウール着物は家で洗えるから気兼ねなく着られ、日常着としてとっても良いのですが、肌が弱い私はチクチクがダメ&臭いが苦手なのです。ウールにはかわいい色柄が多く、値段も手頃なので残念な限り。
このシルクウール着物はウールの苦手なところがあまり感じられないのです。色も明るいのでこれからガンガン活躍する予定。

CD大整理

昨日はご近所の焼き鳥屋にて5ヶ月祝い(?)と称してチョイ飲み。焼き鳥がおいしゅうございました。ささやかなる幸せ。

本日のお休みは、またまた細かい用向きをダラダラと。
またもCD屋へ行くも、やっぱりどれがいいのかサッパリ分からず、まずはウチにあるCD群を整理することにしました。かれこれ10年ほど前あたりに、やおらJAZZなどにハマり買いためたCDです。そんなに聞きもしないのに、たぶん300枚近くはあったんだと思います。かなり整理(処分も)したので一時期より減ってはいますし、ここ数年はCDはほとんど買わず、買ってもシカオちゃんとかグループ魂とかちょんまげ天国(時代劇ドラマ主題歌集、そんなの買うなよ)とかお笑い系CD(コント集みたいなの)だったので、ん~大分入れ替わりましたね。
それでも見てみましたらば、チコ・ハミルトン(昔のピアノレスJAZZグループ)とかトゥーツ・シールマン(ハーモニカのおじいちゃん)とかアイリーン・アイヴァース(かっこいいフィドル姉さん)とか、意外に使えそうなのが出てきました。やるなあ、昔の私。
チャチャッと整理が終わるハズでしたが、いちいち聞きながらでは進まないのはあたりまえですね・・・。

Amazonで、トゥーツおじいちゃんとステファン・グラッペリおじいちゃん(jazzバイオリンの大御所)のデュオアルバムを発見。欲しいけど、いつか中古が見つかることを期待して購入は控えました。整理するつもりで増やしてたら意味ないし。

気がつけば5ヶ月

10月5日がopenだったので毎月5日が区切りな訳ですが、当日は気がつくことなく大概6日に気づいてます。今月も昨日の帰りがけに「あっ!」ってなカンジでした。

もっと長くやっているような感覚もありますが、まだまだ季節も一周さえしていないのですね。これからの春夏も楽しみです。

「春眠暁を覚えず」とはよく言ったもので、このところ惰眠を貪ることが多いです。起きると反省、の繰り返し。時間を有効に使うこと、この目標はいつまでたっても、なかなか実行することができない・・・。

Webサイトにて紹介記事が掲載されました

そうそう、今日は3月1日でした。
先日、取材をしてくださった静岡第一テレビのWebサイト内にある「IMADOKI」というサイトに記事がアップされてます。女性誌風のキレイなサイトです。

http://www.tv-sdt.co.jp/imadoki/
「IMADOKI」 COVER TALK  きものcafeで和に触れるヨロコビ♪

相変わらずリンク機能がなくてごめんなさい。
写真も満載で素敵に紹介してくださいました。よかったらご覧くださいな。

帯締めにグッときてます

3月ですね。弥生ですね。もう春になりますね。
でも今日は、冷たい雨の一日でした。まだまだ寒い日が続くのかしら?

当店では着物の仕立てやお手入れ(洗い・染み抜き等)のご相談も承っているのですが、今日はとっても素敵なウールの仕立てが上がってきました。お客様のお預かりものではあるのですが、やっぱりワクワクして楽しいものです。

素敵といえば、開店当初より紹介させていただいている『福福堂』さんという、手組みで帯締めを作られている作家さんから、素敵な帯締めたちが到着しました。



写真では色がうまく出てないですね・・・。立涌や矢羽根といった柄が素敵な色で組まれています。アンティークも着物・帯にもとっても似合いそう。やっぱり自分が欲しくなってしまいます。

現在は手組みで作られている方が少なくなっていると聞きます。安さでいったら中国製や機械組みのものに勝てませんよね。でも、職人さんの手でしっかり組まれる帯締めは、その締まり具合や色柄の個性が良いのですね。そして福福堂さんは、手組みでこの値段は・・・!と驚くばかり。女性ならではの配色も素敵なのです。

ああ、やっぱり欲しいな・・・。

ご近所にてリフレッシュ

5回目の月末です。まあ、なんとか乗り切れそうです。臨時休業&2月ってことで営業日も少なかったですしね~。朝から細々とした用向きを済ませつつ、映画もちゃっかり観てきました。

ちゃっかりといえば、本日から始まった静岡西武の閉店セールにも寄ってきました。リサイクルきものの全国チェーン「ながもち屋」さんが入っているので、ちょっと覗いてみたわけです。ここがなくなるのは残念だなあ。
よく地方都市で言われる「中心市街地の空洞化」、大型百貨店(一応)の撤退で人の流れがどうなっていくのか、ちょっと心配です。次のテナントが早く決まってほしいものです。

対照的に最近、ご近所でopenラッシュであります。ケーキ屋とか雑貨屋とかサルサダンススタジオとか。それぞれに素敵なお店。この辺り(鷹匠)がますます良い街になるといいなあ、と思います。

思いついでに、ご近所のカフェにてガトーショコラとコーヒーをいただいてきました。
美味しい~。
そしてケーキがでかい!
お店のKさんとおしゃべりしながら、堪能。
幸せな時間の後はイヤ~な書類仕事なんですけどね・・・。

愛らしい商品が到着しました

この数日、ブログ更新を怠っておりました。失礼いたしました。
その間、春眠暁を覚えなかったり、時効警察を見たり、村主選手の演技が見られなかったり、土砂降りの雨についついため息をついてしまったり。

ちどりさんでは、またまた新商品が到着しております。
「千鳥 chidorii」さんというバッグ・ポーチの作家さんです。
知人に紹介いただいたのですが、偶然だなあ、としみじみ。

以前、某アパレルメーカーにてパタンナーをされていた方で、縫製技術もさることながら、古布の選び方がニクいくらいに素敵です。持つと、ちょっと差が付く小物たち・・・です。
『WAKON』さんという、着物(特にアンティーク着物)好きには有名?な姫路や京都で展開しているお店でも取り扱かわれています。

めっちゃ可愛いですよ~。