先日

櫻屋のchicaさん
お会いして

久しぶりに
ゆっくりお話ししていたのですが


その時


話の流れで




「お能をはじめて
   15年めですー(。-∀-)」


と口に出して・・・


先日の

怪談イベントの反省と

相まって



まだまだ
いろんなことが

足りてないなと、

急に
不安になったり
したのでした。





蛇足ですが


この
15年の内訳は


私がはじめて

舞扇を持ったのが

楽心会で

2000年から
2年間。



病んで

なんだかんだな

私の人生の
Keyとなった3年間があり・・・(*´ω`*)



その後


楽心会でも
お世話になっていた

今の師匠と

偶然の
再会をし

碧道会に入門。




今年
10年めを
ひた走っているわけです。


11月9日(日)に
発表会も
控えているわけですし(*゚▽゚*)





で、一貫して



私が思ってることは


もっと
能楽堂に
足を運ぶ人が増えてほしい!

ということ。




世間一般に

能楽への
先入観がとても強いので


無心になって観てもらう
ということが


なかなかできないわけです。






なぜ
先入観ができるのか?



中途半端な知識が
イメージを生む



難しそう

つまらなそう



解説書の漢字の羅列で
さらに
難しいイメージに



解説書を読んでも

プラス転換される
イメージが湧かない



イメージが湧かないので

見たら
眠くなる



やっぱり
能は難しいやん!


という悪循環・・・





この
悪循環の根本には



太平洋戦争の
敗戦で

日本自体
を卑下する意識と

同時に

西洋文化への
憧れが強くなったことからくる


今の日本を作ってきた
世代の人達の


日本文化への
関心のなさ。


いえ


関心が
ないのではなく

戦後復興に

意識がいきすぎて

かまえなかった
という方が

正解に近いはずです。




これは



何が悪い

ということではなく


仕方がなかったと


言うしかないんです。




過去は
変えられないのですから。



なので


私は
草の根活動で




独身時代から


能を初めて見る方に

お隣で
解説させていただいたり


より多くの方に

発表会に
来て頂けるよう努力したり。




今年に
入ってからは



イベントの中で
少しだけ

能楽に

触れるキーワードを
落とし込んだり。






そういった
活動をしてきたわけです。



能楽は
武士の式楽やったといいますが


寺子屋で

謡は
教材として

使われていたわけで。




歌舞伎や
文楽も

能楽を無視して

発展してきたわけではなく


叩き台にした部分もあり

時に参考に

時に好敵手として



お互い

切磋琢磨して今にいたってきたわけで。





けして


庶民が

能楽から離れて
生活していたわけではないんです。



今の
私たちができることは


先入観や
中途半端なイメージではなく



しっかりと
理解できる


文化力を


次世代の子たちに

伝えてあげること。






根本を、知れば


もっともっともっと!

楽しくなるのに。



知らずに育つなんて

もったいない!







歌舞伎
能楽
文楽

そして

各地元や
各神社仏閣に

連綿と伝わる

伝統芸能。
祭。



その違い、
共通点、

どう影響を受けあってきたか



そういったことも含めて

知る。



いえ
紙面上の知識じゃなく


楽しんで

実際に触れること。




そうして


出てくる

個々の嗜好。




イメージで
好き嫌いをいうのではなく


しっかりと知った上で



能楽の
ここはいいな
逆にここは嫌いやな



そういったものが
しっかりと

出てくるのが

理想ですよね。





最近

私のイベント構成を

謡も
入れたものに
していっています。




触れること。

何気なく
気張らずに

知ること。


そして


のちのち

「あ、これはそういうことやったんか!」

って
気づくこと。




日本で
なぜ

アニメやマンガが

サブカルチャーなるのか。


そういったことにも
繋がっていくわけです。






この大切さは

5年10年先

花開くことを信じ


私は

今までも
これからも



うっかり母ちゃんとして

「知ることの、楽しさ」


を伝えていきます。







chicaさんとも
かれこれ長いお付き合いなので


折に触れて

こんな話をしていて。



変わらぬ
私の姿勢を
ずっと見てきてくださいました。






世阿弥の命月である
今月。



ちょっと長いですが



ここまで読んでくださった方

ありがとうございました。



これからも


よろしくお願いします!!!!




*** LOVE ***

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          ふ く ち う つ か り ど う
   福地空果梨堂 

     ~ くさんの えほん と おんなじくらい
       こそだての となりにほんぶんか を ~

 伝統文化コミュニケーションプランナー
            満茶乃 Masano

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