見えなくても感じること

テーマ:

 

桃太郎さんです。

もこさんより1つ、いえ、もう少し上だったかな。

12歳か13歳になっていると思います。

とても精悍な顔だちだったのですが、10歳を超えたあたりから、とても優しいお顔に変わっていきました。

少し足が悪くなってきたけど、ゆっくりと朝晩の散歩を楽しんでいるようです。

 

そんな桃ちゃんは、うちの駐車場を通りかかると、ぴたっと立ち止まって、柵に頭を突っ込み、じっと一点を見つめて動かなくなるそうです。

見つめる先は、桃ちゃんが来たとき、もこさんがよく居た場所。

桃太郎さんが来ると、少し距離を置いて座り、穏やかな表情で、桃ちゃんを迎えていました。

 

桃太郎父さんは、ここに来ると、記憶のなかにある楽しい思い出が蘇ってくるんでしょうね、必ずここで立ち止まって、誰もいない向こうをじっと見つめるんですよ、と、おっしゃいます。そして、桃太郎には、もこさんが見えるのかな、と、呟かれました。

 

 

桃太郎父さんは、もこをよく可愛がってくださいました。

 

 

そんな姿を見ると、桃ちゃん、すごく焼きもちを焼いていました。

 

 

3月で、もこが亡くなって1年経ちました。

 

もこが訪ねてきてくれるような気がして、命日の前夜は、居間に布団を敷いて寝ました。

あの頃のわたしは、病に臥せるもこの側にいれるよう、ずっとそうしていたのです。

 

そして、3月末の早朝5時頃、いつも起きる時間ではない時間に目が覚めた私は、いやな予感がして、もこの姿を捜しました。

もこは寝ているわたしを見つめるように、静かに亡くなっていました。

ほんの少し前に亡くなったのでしょう、まだ体にぬくもりがあったのを覚えています。

 

1年が経つ命日の前夜、布団に入ったわたしは、亡くなった時間には、ちゃんと起きていよう!そう思いながら、目覚ましはセットしませんでした。

いつもは6時過ぎに鈴が起こしに来てくれて、やっと起きるのに。

自分でも不思議なのですが、その時間に自然に目が覚めることは、なんとなくわかっていました。

 

そして、命日の朝、目を覚まして、そのまま時計を見ると、時間は5時をわずかに過ぎたところでした。

ああ、もこが亡くなった時間だ、そう思ったとき

わたしの部屋で寝ていた鈴の足音が聞こえてきました。

目を覚ましたことがわかったのかな・・・まだ布団の中でじっとして、鈴が来るのを待ちました。

すると、鈴はわたしには見向きもせず、流し台のほうに向かうと、

とん、と軽く音をさせて伏せたようでした。

半分起き上がって、鈴のほうをよく見ると、そこは、もこさんが亡くなっていた場所でした。正確に言うと、亡くなったもこさんの横に寄り添う形で、鈴がこちらを見ていたのでした。

ああ、鈴は、なにかを感じているんだな、もこさんの気配がわかるのかな、そう思うと、嬉しくて悲しくて辛くて、涙がどばーっと溢れ出ました。

 

 

 

 

 

 

きっと、こういうことって、自分の都合のいいように解釈しているのでしょうね。

でも、もこは、時々遊びに来てくれている、そう思ったら、心の中を占拠している悲しみや苦しさが、すこしだけ抜けていきます。

 

先日、同じ病気をされたかたたちが集まって食事をする機会があり、友達が誘ってくれました。

そのとき、ああ、やっぱり姿は無くても、わんこは飼い主さんをずっと見守っているんだな、と思うお話を聞きました。

 

現在も闘病中の、もうすぐ70才というその女性は、すごく明るくて前向きなかたでした。

そのかたが、どういう症状が出たか、ということについてお話されていたときのこと。

 

その日、とても気分が悪くなり、トイレに行くと、そこで、大量に吐血してしまい、そのかたは、そのまま気を失ってしまったそうです。

どのくらい気を失っていたかわからないけど、近くで、ワンワン!!ワンワン!!と、激しい犬の鳴き声が聞こえてきたそう。

実はそのかたは、愛犬を20日前に亡くしたばかりで、その声が亡き愛犬の声にソックリだったので、あれ?〇〇ちゃん?〇〇ちゃんなの?と、言ったところで、意識が戻った、と。そこで必死で這って出て、助けを乞うた、ということでした。

あの鳴き声が無ければ自分は、(一人暮らしなので)そのまま死んでいたかもしれない。そうおっしゃいました。

 

わたしは信じたいな、愛犬が必死で飼い主さんを救ったと。

姿は見えなくて、きっといつも飼い主さんを見守ってる、と。

ね、もこさん、信じていいよね。

お母さんは信じるよ。

もこさんも、きっと側にいるって、、守ってくれてるって。

 

 

 

 

しか~し・・・・・・お腹パンパン

久々に、じっくりと、もこさんの画像を見ながら思った。

泣いてばかりのわたしを救うつもりだったんだろうけど

もこさん、なんで、こんなに自分と違ったタイプを、引き合わせてくれたんだろねやれやれ

 

 

いや、可愛いよ、

ハクは、と~っても可愛いよ、大好きよ次女A

 

AD