近江路の神と仏名宝展に行った際に、出口でこんなポスターを見つけてしまいました。
いい感じの大日如来様と蔵王権現様です。
佐野美術館を知らなかったのですが、場所を調べると静岡県の三島市です。
箱根・熱海・函南に行く予定でしたので、三島はすぐそばです。
これは何かの啓示と思い、行くことにしました。
函南から三島に向かいましたが、三島はいつも渋滞が激しくて、カーナビの予定よりも20分余計に時間がかかりました。
着いてみると佐野美術館はちょっと一昔前の建物のようでした。
2階の展示室に上がると、古代中国の小金銅仏ばかりあります。
そんな中、中央に大日如来様と蔵王権現様がいらっしゃいました。
大日如来様は緻密さ、蔵王権現様は力強さがあって、2体ともとてもいい像です。
元は大阪河内長野市の河合寺の所蔵のようです。
どうしてここにいらっしゃるのかは、明確には書いてありませんでした。
そこで気になるのは河合寺です。
検索してもwikipediaくらいしかヒットしません。
河合寺縁起によれば、当時、この地の山々に五色の雲が何日にもわたり棚引いていた。
天皇の命により蘇我入鹿が調査すると、光がさしている松の大木から千手観音菩薩の像があらわれたという。
驚いた天皇の命により皇極天皇2年(643年)、蘇我入鹿が当寺を創建したといわれる。
承平(931~937年)の頃、河南の三大名刹の一つとして知られていたが、その後、足利氏に攻め入られ大伽藍を焼失したり、織田信長による寺領の没収などにより衰退した。
文化財 千手観音立像、不動明王立像、毘沙門天立像が重要文化財
ふむふむ、とても気になります。
ブログでヒットしたものを見ると、「いつも門は締まっている。」とどれも書かれています。
ますます興味が湧きました。
どなたか河合寺の拝観方法をご存知の方はいらっしゃいませんか?
話は脱線しましたが、仏像の他に国宝の刀剣などが展示されていました。
刀剣類はかなりのコレクションです。
残念ながら刀剣は苦手で、フムフムと歩きながらざっと見ただけになってしまいました。
仏像以外の展示品は頭を抱えてしまいましたが、今までお会いしたことのない仏様2体と、河合寺の名前を知る事が出来たのは大きな収穫でした。
帰りに近くの三嶋大社に寄り、帰り道の実家にも寄ろうと思いましたが、3連休の最終日だったので、絶対に長い渋滞に巻き込まれると思い、まだ2時過ぎでしたが真っ直ぐ帰りました。
お父さん、お母さん、八千代さん、ごめんなさい。
そして、帰り道に目の前で事故を目撃してしまいました(既報)。
「祈りの形 古代から現代へ、人の心の在り方」展
期間:平成24年9月1日(土)~平成24年9月30日(日)
開館時間 10:00~17:00(入館の受付は16:30まで)
休 館 日 木曜休館
入 館 料 一般・大学生700円 小・中・高校生300円