岩 絵 具 (いわえのぐ) って、知ってますか?
本日より、新しいテーマを追加しました
「日本画の画材について」 ということで、少しずつ、材料の紹介など
していきたいと思います。
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意外と綺麗に写っていたので、この画像を使ってみましょう・・・
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コレは先日、箱根の 「成川美術館」 に行った時
許可を得て撮影させて頂いた、館内に常設されているショーケースです
日本画に使う道具が、とてもきれいに分り易くならべられていました
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ひとつひとつの詳細は、また、追々ご紹介するとして・・・
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本日のご紹介は、コチラの方・・・
そう、色とりどりに並んだ、綺麗な岩絵具 (いわえのぐ) です
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岩絵具というのは、天然の色石を、細かく砕いて、砂状にした色砂です
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天然石、といっても御覧の様に本当に様々なものがあり
様々な性質を持っています
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天然石は希少なものが多く、従って、例えば有名な 「群青」 の様に
大さじ一杯(?)8000円!みたいな高価なものもあり
天然素材ゆえに、一部毒性を持ったものや
併せて使用すると、化学変化を起こして変色したりするものもあり
初心者には扱いづらいところもあって
現在では、例えばガラスの粉に着彩した様な、人工の岩絵具も増えました
人工石は、基本的には 「天然石の代替」 なのですが
色数も豊富な上に、製品としての材質が安定してきているので
趣味として始める場合など
まず、岩絵具自体の描画に慣れる、という段階では
とても有効な画材であると言えそうです
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ただ、画材としては歴史も浅く
従って、プロの画家が商品や作品として制作する場合
将来的な変質や、それに付随する修復の問題を懸念し
作家によっては 「人工のものは絶対使わない」 と言う方もおられます
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使う人の仕様目的によって、価値観は様々です
でも、その素材としての性質を、良く理解していさえすれば
天然石も人工石も、両方ともに、制作に有効な画材となり得ると
私自身は考えています
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岩絵具の特性は、日本画というものの特性に深く関わるものです
その、他の画材では得られない、素材としての強烈な魅力にひかれ
あえて日本画を選択する作家も、多くいます
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また、これから少しずつ、お話していきたいと思っています・・・
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