脳腫瘍がやってきた♪ヤアヤアヤア

脳腫瘍がやってきた♪ヤアヤアヤア

突然発見された脳腫瘍。わたしは、いかに病とたたかっていくのか。この苦難のあと、わたしは、どんな人になれるのか、自分観察日記です。

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2/13(木)    術後14日め   退院

オーマイガッ!待ちに待った退院日だと言うのに、生理が出血多量で貧血悪化?クラクラとドキドキの交響曲やで~!
こないだまであんなに元気だったのに…
ベッドから起き上がれないなんて。
朝イチの検温で、お世話になった看護師のIさんが気をつけておうちに帰ってね、と声をかけてくれたので、ありがとう♪いい入院生活を送れましたって挨拶した。そしてSさんへの包みを託した。Iさんは、退院するときにそう言って貰えるのが一番の励みだから、と言ってくれた。

N教授の総回診があって、ドヤドヤと人が入って来た様子。ー「市石さん、どうだい?」とデカイ声で聞かれた。「おー、今日退院かあ。」
「それが、貧血がひどくなったみたいで、朝からクラクラで…」と言うと「退院のばすかい?」と!
「いや、帰りたいですよ~」「んー…今日、主治医はオペ入ってるな、じゃ、主治医じゃないけどS先生とあとで相談してみてね。」と初めて会うドクターを指名した。病棟責任者の先生だ。
あとからそのS先生が来て、だいぶ落ち着いては来たけれど、寝ててもドキドキが激しい事、生理になっちゃった事など伝える。先生的には、このまま2、3日様子を見たそうだったが、私は帰りたい。鉄剤を処方してもらって、車では横になってゆっくり帰ってね、ということで決着した。

しかし!恐るべし、貧血!ここまで力がでないとは!術後最悪の体調ではないか?
とにもかくにも、帰宅するための体力温存を図るべく、ひたすらじっとしている事にした。
お昼ご飯食べて、いつもならお盆を下げに行くところだが、それもパス。

眺めていたNHKの高校地学講座がおもしろかった。温泉発電に取り組んでいる北海道の弟子屈町を紹介していた。発電用タービンを回すには、100℃の高温が必要と思い込んでいたけれど、70~80℃の温泉でも沸点が低いアルコールなどを媒介させることでタービンを回せるという。
すべての古代文明は、樹木というエネルギー源を使いつくした時に終わっているというから、人口大爆発の今、木質バイオマスの使い方は難しいと感じて来たのだけど…
日本中にある温泉を活用して、小規模な発電設備を作れたら送電ロスも少なく、イケるんじゃない?なんて。
久しぶりに社会的な思考をしている自分に気がついた。

通常10時のチェックアウトを2時にしてもらってあった。ゆっくりできてとても幸いでした。
2時少し前に父ちゃんが来て、悲惨な私の様子に
驚いたようだ。まだ、着替えもしてなかったからね。荷物もそのまんま。無理して退院しなくていいよ、と、父ちゃんは言ってくれた。しかし、私は先日テレビでみたバーミヤンの担々麺がどうしても食べたかッた!帰るんだ!!

父ちゃんに荷物をまとめてもらい、やっとこ着替えた。ボーズアタマに、服が似合わない(ToT)
ナースステーションに挨拶をして、お金を払いに行った。明細書がスッゴい細かくて驚き。
当たり前だけど、点滴のひとつひとつが、手術で使った器具のひとつひとつが、事細かに列挙されていたのだ。そして、会計は約20万円也。
事前に医療費の限度額適用申請をして、脳血管塞栓と、開頭の2つの手術をし、毎日100円のパジャマを18日間借りて食事が3食ついて。
日本の医療制度は凄いです。

久しぶりの我が家。玄関に入ったら、あ~、うちのにおいだあ~      ワンコに挨拶に行ったら、吠えないけどにおいが違うのか、不思議そうにクンクン嗅いでいた。
その夜、頑張ってバーミヤンに出掛け、担々麺を堪能しました。帰りに、明日からの雪ごもりに備えて、私の食料を仕入れて帰宅、さすがに疲れて、懐かしい私のお布団でぐっすりと休んだのであります。