最初で最後の妊娠体験。ながーーいお話です。 | 一期一会 いろんな出会いを大切に

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わたしの妊娠体験。記録として残してみます。

結婚が34歳と遅かったので、数年してすぐ不妊治療を始めました。



卵管造影とかいう検査もして、人工授精も2回試みたり。

1回目の人工授精で妊娠反応が出たものの、すぐに流産。

この時はトイレに行ったら‘ポン‘と丸い玉みたいなのが出てきたんです。

あれが赤ちゃんだったみたいです。




そして2回目の妊娠反応のあとも、「成長してないね」って先生の辛すぎる言葉と

共に終わり、子宮の手術をしました。




2回目流産の後、お腹も手術後かなり痛くて苦しかったし、その時点で38歳だったので

「もういいか。二人で楽しく生きていこうよ」と主人と話ました。



ふっきれたので好きだったハワイに行こうと旅行の予約を入れ、その年の大晦日には

大山っていう山にご来光を見に登山しに行きました。




家で運動はしているつもりでしたが、初めての大山登山、真冬なのに汗止まらず

息が出来なくなるくらい苦しくて死にそうになりながら、なんとか登り

ご来光を見ることが出来たんです。



「今年はなんだかイイコトありそうだね。来月ハワイも行くし」なんて浮かれていました。



そしてその2日後、なんだ生理来ないぞ??と思い、かかりつけの病院に行ったら

「おめでとうございます」だってあせる

えええーーーーでした。あんなに激しい運動?したのに、無事だったの?



「今度は不育症の治療をしてみましょうか?3回目ですもんね」と先生。

なんでもわたしは貧血気味で、子供にうまく血が行かないと育たないっていう

不育症が疑われたらしいです。

錠剤を呑むだけの簡単な治療だったのでお願いして、そこから妊娠生活が始まりました。




まず悩んだのが‘ハワイ旅行‘

もうキャンセル料金が発生する時期だったので、行くかどうか相当悩みましたが

これで万が一があったら後悔するよね、てキャンセルしました。

(悩むなって話ですよね)



その時点では洋服の販売していたのですが、その会社の対応が最高でした。

妊娠したわたしの為に、アシスタントみたいなアルバイトちゃん付けてくれたのです。


その子がわたしと一緒にシフトに入り、雑用すべてやってくれて

わたしは顧客さんが来たら出ていって接客すればいいっていう、ホントに楽な状態でした。


その前に2回流産してるの知っていたから、そうしてくれたのかもしれませんが

とても恵まれていました。



主人の家族も喜んでくれて、特にお父さんがすごく喜んでくれました。

ある日お父さんが「アンコウ鍋をするから食べにおいで」と声を掛けてくれました。

年金が出たからわたしに食べさせたいと、あんこうを買ってきてくれたそうです。



妊婦のわたしに「栄養つけないとな。いっぱい食べなさい」と言ってあんこうの肝をたくさん

取り分けてくれました。



病院嫌いなお父さん。

「俺も最近年を取ったって思うんだよ。たまに息が苦しくなるときがあってな」

なんて、めったに体調について話さないお父さんから、そんな言葉が出たのもこのとき

だけでした。


性別も分からない時期でしたが、撮ってもらった豆粒のような赤ちゃんの写真見て

嬉しそうにしていたのを、昨日のように覚えています。




その次の日仕事していたら電話が。

主人からでお父さんがいきなり倒れた。。。。って。

ゴルフをしていてラウンド中に倒れたらしいですが・・・。





すぐに帰りましたが、お父さんは帰らぬ人となっていました。

あれがお別れだったなんて。。。



いきなりのことで主人もお母さんも妹さんたちもショックが大きくて。

わたしもそのあたりのことはあまり覚えていません。




それまでは30過ぎてからの妊娠だから、正常妊娠かどうかの検査受けようかな?

って悩んでいましたが、お父さんのことがあって

「絶対この子は大丈夫。なんの心配のなく無事生まれてくるはず」

そう確信がありました。




その通りに順調に成長し、わたしも順調に太り

+15キロまで行きました。



わたしの場合、食べないと気持ち悪くなる‘食べつわり‘でした。

だからずっと食べていたので、太る太る。


それと同じものだけを食べたくなるのです。

塩ラーメンとか、カルボナーラとか。



気持ち悪くて吐いたのは、カルボナーラを食べたあと1回だけ。

優秀ですよね。




お腹の中で動く感覚とか、懐かしいなー。8か月で産休に入り、ゴロゴロ過ごしました。

お昼寝してると横にいつもたいち(飼っている猫)が寝てて、こいつも楽しみにしてるのかな?

って思ったものです。




39歳での初産になるのでリスクの少ない‘無痛分娩‘を選びました。

39周目で入院して、破水から7時間で出産。




無痛分娩なんで自分で力むことが出来ないんですよね。

力入れてーーーって言われても、入れられない。



産道が太っていたんで開かず、あまたが出て来ない。

途中で首にへその緒が巻き付いているって助産婦さんが発見し、

急いで出しますよー!!って言われて、お腹の上に乗ってガンガン押され、

それでも出ないので、トイレ詰まったときにスポッとするみたいなの、赤ちゃんの頭に付けて

引っ張ったみたいです。



もう誰もが必死!




おぎゃーーとは鳴かなかったみたいだけど、無事出てきましたビックリマーク


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額に引っ張られたすっぽんの跡がついてて、青くなってます。




そしてカーテン隔てたとこで待っていた主人。
タオルにくるまれた赤ちゃんを助産婦さんに手渡され、
「おめでとうございます。元気な男のこですよ」って。



そこで主人「え!!」って青ざめたそうです。


なんでって?
だって


もうだいぶ前から‘女の子‘って知っていたから。
女の子がいいって言っていた主人、ずっと楽しみにしていたのに「男の子」って。
膝の力抜けたらしいです、びっくりして。




「女の子じゃないんですか?」って聞いたら
「あら、ごめんなさい。女の子だわ」だってあせる


お騒がせですね。
まあ、そんな感じの出産でした。




3114キロ。
やっと逢えたね。待ってたよ。


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気持入りすぎて写真デカいですが、お許しを。

ほんとお父さんが守ってくれたんだろうなって思います。



うちの父親もお兄ちゃんとこの孫見れずに亡くなったんです。

で、その子のお宮参りの日、わたしが運転した車で国道走っていて

衝突事故を起こしてしまいました><



車2台が廃車になるほどの事故。

それでも生後1か月の赤ちゃんも、乗っていた誰も大きな怪我が無かったんです。

それも「お父さんが守ってくれたんだよ」って母が言っていましたが、

ホントにそうだと思いました。



きっと娘のおじいちゃん二人、孫を守ってくれていると思います。

すくすく成長中なんで、これからもよろしくお願いします。



・・・と、長くなりましたが最後まで読んでくださった方ありがとうございました。

ちゃんちゃん。




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