伝統的な日本の美意識を大切にして、現代的にアレンジした大人のひな祭り。
まず最初は「伊予柑ピールホワイトチョコ」
伊予柑とホワイトチョコの優しい味に合わせた紅茶と一緒に。
ひな祭りということで【日本の色】にこだわったそうです。
それを表現したものの一つが「紅色スープ」
仙台麩やマスカルポーネ最中が添えられた紅色スープは、シンプルなのに心に残ります。
このあとに出た「百合根赤飯」はササゲではなくて赤米を混ぜたお赤飯。
簡単で見た目にも素敵な一品になります。
百合根と赤米の風味に、粗い塩がよく合いました。
箱のデザインも関のこだわり。
それを開けた瞬間の喜ぶ顔が見たくて選びに選んだお菓子たち。
「苺のババロア」も、今回の可愛らしいデザートのひとつ。
甘いものがあったらちょっとだけしょっぱいものも食べたくなりますよね？
そんな心遣いから極薄のおせんべいも出てきました。
わたしは教室に参加するようになってまだ１年も経っていませんが、
長年培ってきた関のおもてなしに対する考え方やこだわりをあらゆるところから感じられます。
それを言葉にするのは難しいのですが、
きっと心で感じるものであり、身体で知るものであり、
料理やお菓子のことだけでなく日常生活の様々なところにも通ずる感覚なのだと思いました。
スタッフＴ