昨日は新巴里ライブだった。
俺がパリから帰国して間もなく、シャンソニエへの出演も少ないころから出演させて頂いている店。
そこのオーナーで歌手の江川康人さんが急逝された。
亡くなった当日、電話で知らされた時は信じられなかった。
居てもたってもいられず、店へ向かったら、店長のゆうすけ君とレギュラーヴォーカルの沙姫ちゃんが開店準備をしていた…目を真っ赤にしながら。
彼らにとって、店のオーナーでもあり、師匠でもあり、父のような、兄のような…そんな存在だったろう。
まだ公にしていなかったその日の営業は、知らずに来店したお客様もいたろうし、いつも以上に明るく振舞っている二人の姿は痛々しくもあり、頼もしくもあった。
その後の通夜、告別式を終え、店も再開。
昨日の共演はゆうすけ君、沙姫ちゃん、若月あきらさん、ピアニストは滝野郁瑛さん。
お客様も江川さんを偲んで沢山の方達にいらして頂けた。
何か、店内が一体となって江川さんの思い出に浸った、そんな夜だったと思う。
いらして下さった皆さま、ありがとうございました。
きっとどこかで江川さんも見ていてくれた…そんな気がする。