Let's Positive!‥浦和(0)vs(0)仙台‥第32節
仙台が負傷で堅守の鍵となる中盤の底の選手を二人欠いた状況での対戦となった試合。
すごい雨が降り、ボールが止まるピッチコンディションの中、苦しい試合をお互い強いられた中で、、、
両チーム決定機を作ることなく90分を消化するような形で、勝ち点1を分け合った。
まずはじめに、同じ時間にキックオフした甲府が磐田に、早々の2失点で敗れたことから、無理して勝ち点を失うよりも、勝ち点を1積み上げることで残り2試合のうちひとつでも勝てば得失点差の関係で残留が決められるという状況にできたことは、すばらしいし、一番の目的をほぼ達成したわけだから、その点については不満はない。
ただ‥‥‥
確かに衝撃的だった磐田戦に比べたら、格段によくなっていた。
スタメンには坪井慶介・柏木陽介の二人の貢献が大きかった。
ボールを落ち着いて保持し展開するという役割を彼らはしっかり果たしていた。
仙台が極端に出てこなかったという要因はあったにせよ、ボールをこれまでに比べたら落ち着いて保持できたのは、柏木のがんばりと坪井の貢献が大きかった。
でも‥‥‥
やっぱりもっと前でプレーしてほしい。。。
4141とは名ばかりで、実際は啓太・柏木・マルシオの3枚がかなり低い位置にいて、そこで攻撃を組み立てよう組み立てようとしていた。
仙台のプレッシャーが激しかったわけじゃないのに‥‥
柏木・マルシオの二人は何度も何度も下がってきてはボール回しを後方でするための選手になっていた。。。
要因としてはふたつ。
ひとつは周りのフォローがあまりに貧弱なこと。
中継でも再三言われていたが、、、そして今年ずっとその状況は変わらないんだけど‥‥‥
なんで味方がボール持ってるのに、みんなで我関せず、でいられるんだろうか‥‥
そんなんじゃあ‥‥縦へ出て行くことなんてできやしない。。。
もうひとつは堀体制になってからのDFライン。
あまりに低い。
ゼリコ体制でも失点は少なかったんだから‥‥なにもあんなに下げなくてもいいのに‥‥
ということで柏木・マルシオのプレーエリアが下がって当然、前のセル・原口・梅崎にいい形でボールを入れることがほとんどできない試合になってしまった。。。
つくったチャンスはそこから。
基本的に平川や野田にいいボールが入ったときのみ。
そのときは開始直後の梅崎のチャンスや、前半のセルのバー直撃シュートなどは平川や野田といったSBの選手がいい形でボールに関与したときで、そういう形でSBの選手が攻撃に関与できることはすばらしいことだし、堀監督ががんばっていることなんだろうなと思う。
そしてそこに成果が出たことはすばらしいし、すごくうれしいこと。
ただ‥やっぱり回数としては物足りない。
柏木やマルシオが下がることで、結局前ではなく横にしか当てられない現状がそこにはあるし、それ一辺倒では‥‥
仙台は中盤真ん中に傷を負っていたのだから、もっと真ん中から圧力をかけてよかったんじゃないだろうか。。。
そのほうが仙台はいやだったんじゃないかなと思うし、そのほうがサイドをもっとうまく使えるし、ゴールへのシーンも増えた。
アディショナルタイム、浦和のラストプレーとなった真ん中から3人で苦しいながらもつないで最後原口、というようなシーンをもっと、前半からやっていれば‥‥
決定機をもっとつくっていけたんじゃないかなと感じた試合だった。
結局サイドバックに出すけど前に出せないのは、動かないのももちろんあるけど、セーフティファースト過ぎるんだよね‥‥
原口を中心に足下にパスを出して迫力ある攻撃のテンポをとめてしまうプレーが散見されるのも同じ理由かなと。
もっと勝負し、アグレッシブに、ポジティブな選択をしていくことでもっとチームは好転すると思うんだけどな~~~~。
とはいえ、堀監督のサッカーのおかげで、なんとか残留が見えるところまで来たのは事実。
次の福岡に勝って実質の残留を決めたい。
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