何かあった時、
「どうしたの?」「大丈夫?」
この1言をかけてあげられる人って凄いと思う。
このたった1言で、救われることがたくさんある。
話してるうちに解決することもあるし、
笑い話に変わることもあるし、
深刻な問題でも、人に話して、みんなで一緒に考えるってことをするだけで、どれほど救われるだろう。
励ましてもらうだけで、どれほど心が軽くなるだろう。
今、話題になっている「いじめ問題」
つらくても、周りや大人に話さないで、我慢してただ耐えてる子も、世の中にはいっぱいいるだろう
私は、いじめとはちょっと違うけど、
高校時代の柔道部で、
同い年は誰もいなくて、先輩だけ3人いて、
毎日何かと理由をつけては、殴られ蹴られだったけど(ピンクの下着をつけているだけで「ピンクなんて着てんじゃねーと殴られ、男子柔道部の人に「テーピングどこ?」と聞かれ答えただけで、「男子と喋るな!」と髪をつかまれ壁に叩きつけられたり)
当時はそれが、当たり前だと思っていたから、
ものすごくつらくて大変だったけど、誰に話すこともなく、ただ頑張るしかなく、耐えて、なんとかギリギリ踏ん張っていた。
「明日1日だけ、もう1日だけ頑張ろう・・・」と毎日思っていた。
それを繰り返して、毎日過ごしていた。
今、思えば、誰かに相談とかしてたらよかったな、と思います。
当たり前と思っていたけど、当たり前なんかじゃないことがいっぱいあった。
麻痺してたから、分からなかったけど・・・。
今は、根気よく話を聞いてくれる人も、気にかけてくれる人も、元気をくれる人もいて、
私の人生は人に助けられている
高校時代、過酷な練習中、フラフラになりながらフト
「私、30歳の時、何してるんだろう?30歳まで生きているのかな?」
と、ぼんやり思っていたことがあります。
あの頃の私に教えてあげたい。
30歳から、プロレスを始めて、私は今すごく幸せだってことを
たくさんの楽しい仲間たちに囲まれて、すごく楽しいってことを
そして、今思う。
「どうしたの?」とか「大丈夫?」って当たり前に声をかけれる人間になりたいな、と。
そして、若い人達にこそ、もっとプロレスを見て欲しい。
リングの上で、全力で戦い、泣いて、喚いてる姿を見て欲しい。
思春期の頃の方が、泣いてる姿や、自分のダメな姿を人に見せるのは恥ずかしいと思っていたけど、
そうじゃない。
ありのまま、全力で戦い、苦しんで、泣いて、かっこわるいな、と思う姿でも、一生懸命だったら、恥じることなんてない。
分かってくれる人や、助けようとしてくれる人はきっといる。
恥ずかしくなんてないから、かっこ悪いなんて悩まなくていいから、勇気を出して誰かに相談してみて欲しい。
それで救われることは、いっぱいあるから