ICT教育がいまいち流行らない理由。 | 塾専門広告制作

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ICT教育とは、情報通信技術を利用した教育のことを指します。

IT革命が起こり、教育はITと相性が良いと言われ、十数年が経過しました。

しかし、ITが教育を一変させたような形跡はありません。

あらゆる学校や塾、通信教育やIT事業者がICT教育の普及に努めてきましたが、せいぜい紙の教材がネットに置き換わった程度のものです。

では、なぜ日本ではICT教育が普及しないのでしょうか?

まず、国土が狭くサービス水準が高いので、教育を受けられない人が少ないことが一因です。

本屋が日本の津々浦々にあり、電子書籍が普及しきらないように、教育も官民合わせて津々浦々に行き渡っています。

次に考えうるのは、ITを使って効率化を図りたい事業者が、教育について理解が足りない可能性です。

たとえば、できなかった問題を蓄積して、できなかった問題が個別にカスタマイズされ、ネットで提供されます。

いったいどこの誰が、自分ができない問題ばかりを解きたがるのでしょう。

一見すると、できない問題だけをやることが効率的に思えるかもしれません。

しかし、人間は機械ではないので、できない問題ばかりを集められると一瞬でやる気を失います。

これは脳科学でも立証されています。

つまり、教育にはあえてできる問題もやるという「ムダ」が必要なのです。


最後に、ネットで幼い子供に勉強をさせることに対する害悪が検証されていないことです。

幼いうちからネットを使った学習をさせるなら、その「パンドラの箱」から悪魔が出てくる可能性を無視してはなりません。

おそらく多くの保護者が、直感でそれを感じています。

これらが教育がすぐにITに置き換わらない要因なのではないでしょうか。