2012年のJリーグ・ディビジョン2も残すところ10試合になりました。
JFLでは順延になっていた長崎vs讃岐が昨日行われ長崎が4-2で讃岐を下しました。
その結果、1位長野51(残り8)、2位長崎49(残り9)となりました。
長崎がこの順位にいるとなると、J2での順位が気になりますよね。
そこで、いろんな観点から最終順位を予想してみました。
 
まずは、前回の対戦成績から
これによると、岐阜と鳥取は2勝1分7敗、町田は1勝2分7敗、富山は0勝4分6敗で順位に変動なし。

次に対戦相手の現在の順位。
対戦相手の順位を合計して、試合数で割ります。
シーズン通しだと22位のチームは平均11位、1位のチームは平均12位となります。
この順位が大きいほど下位チームとの対戦が多いと言えます。
すると、岐阜は10位、鳥取と富山は11~12位、町田は13位のチームと対戦していると考えられます。
この数字をそのまま勝点にして、加算すると、町田-岐阜-鳥取-富山となった。
しかし平均を出しているので、バラツキを考えると、岐阜、町田、富山は中位のチームとの対戦が多く、鳥取は上位と下位、特に上位6チームのうち4チームの対戦を残していることが、注目ですね。3位から6位はプレーオフに向けて一つでも順位を上げておきたいですよね。

最後に下位4位チームとの対戦成績から。
どういうことかというと、岐阜、鳥取、町田、富山の4チームに対して、どれだけ負けたかによるものです。
3敗の千葉との対戦は3点、2敗の愛媛との対戦は2点、1敗のチームとの対戦は1点、下位4チーム同士の直接対決は3点としました。
ちなみに1位甲府、2位湘南、4位山形、5位大分、16位福岡は敗戦がありませんので0点。
すると、鳥取は敗戦なしが5チームもあります。
富山は他の3チームにそれぞれ1敗している千葉を残しています。
この予想による順位は、富山-岐阜-町田-鳥取

今回、残り10試合を対戦相手から予想してみたが、下位4チームの残り10試合の傾向は下記の通り。
19位 岐阜
 J1昇格へ一つでも順位を上げたいチームや、プレーオフ圏内の6位以内を目指す中位チームとの対戦が多い。
 注目カードは、今期勝利している北九州と町田
20位 鳥取
 下位4チームに対し、敗戦なしが5チームと厳しい試合が予想される。
 10位台後半のチームとの対戦も多いので、勝利できるかがカギ。
 注目カードは最下位富山、首位甲府、最近調子の悪い愛媛
21位 町田
 下位チーム同士の直接対決2試合を含め、10位台後半のチームとの対戦が多い。
 それらのチームとの戦いでいかに勝点を稼ぐかがカギ。
 注目カードは直接対決の岐阜と富山、調子の悪い愛媛、同期松本
22位 富山
 下位チーム同士の直接対決2試合に、下位4チームに敗戦がないのは湘南だけ。
 対戦相手的には、一番恵まれているようだが、全試合、今シーズンは勝てていないチーム。
 注目カードは直接対決の町田と鳥取、他の下位3チームに敗戦している千葉

私が注目しているのは、下位4チームに対して今期敗戦のない湘南が、全チームとの対戦を残していること。
「送り水戸(おくりびと)」ともいわれる、水戸との対戦。(41節町田、42節富山)
水戸は2000年のJ2昇格以来、6度のJ1昇格確定試合に敗戦しお見送りをしている。