横浜FCと聞いて何を思い浮かべますか?
う~ん。カズがいるところ。
じゃあ、横浜フリューゲルスは?
知らないって若い人、多いんじゃなないかな。
全日空横浜サッカークラブを母体とする、Jリーグ発足時の10クラブの1つ。

なんで、突然フリューゲルスの話が出てくるんだって思ったでしょう。

横浜フリューゲルスは1999年のシーズン前、突然横浜マリノスに吸収される形で消滅してしまったのです。
理由は出資会社の佐藤工業の撤退と全日空の経営不振。
現在の横浜FマリノスのFはフリューゲルスの頭文字のFです。

実はJリーグ発足の数年前、横浜フリューゲルスはホームタウンの候補地の一つとして、町田市に話をもってきています。
しかし、町田市は膨大な競技場の改修費用を出せないと、この話を断っています。
このときはまだFC町田トップができたばかりでした。

一方横浜FCはフリューゲルスが消滅した1999年、フリューゲルスの存続とそれに賛同する選手により結成。
特例によりこの年のJFLに参加、リトバルスキー監督のもと、優勝。
翌2000年には正会員になり、この年も優勝してJリーグに参入することが決定しました。
特例があったとはいえわずか3年でJリーグに戻ってきたんです。
通常県の最下部からになるので、神奈川県の場合最短でも7年かかるはずだったそうです。

何が言いたいかって、横浜フリューゲルスがなかったら、FC町田ゼルビアも横浜FCも今ここに存在してないってこと。

もし、町田フリューゲルスができていて、今なお存続していたら。
横浜フリューゲルスが消滅しなかったら。

そんなわけで、横浜フリューゲルスの呪いを払拭するのはどっちだ!
J2第11節 横浜FCvsFC町田ゼルビア 4/30 13:00 キックオフ
ニッパツ三ツ沢球技場