中国共産党の陰謀 | 本物の左翼

中国共産党の陰謀

共産党は言論の自由を封じようとしている。

 【北京=矢板明夫】中国当局が30日、フジタの社員3人を解放したのは、微罪にもかかわらず拘束が長期化し、日本国内で高まっている反中感情を緩和する狙いがあるとみられる。民主党の細野豪志前幹事長代理が政府の特使として29日に中国を訪問したタイミングで3人を解放し、日本との関係修復のきっかけにしたかったようだ。

 中国で外国人が誤って軍事施設に入って撮影する事件はしばしば発生しており、当局に拘束されても数時間以内に釈放されるのが一般的だが、今回の拘束は一週間以上にも及んだ。これは明らかに異例だ。

 このため、今月7日に尖閣諸島周辺で起きた中国漁船衝突事件で中国人船長が日本側に逮捕されたことを受けた中国側の報復行為と指摘する声が国内外で上がった。

 中国政府関係者も「スパイ行為なら4人で一緒で行動するはずはない」と微罪であること認めていた。中国人船長の釈放後、中国側も4人を解放するタイミングを探っていたとみられる。

 中国は10月1日から7日まで国慶節(建国記念日)の大型連休に入る。その前に「事態が好転した」とのサインを日本側に送りたかったようだ。

 今回、1人を残したことについては「4人を一緒に解放すれば、日本で記者会見を開き、中国のやりかたを批判する可能性もある。そうさせないためではないか」と分析する声もある。