マイティ・ソー [DVD]
これを書いていいものか、ちょっと悩みましたが…。勇気を出して書いてみます。

『マイティ・ソー』のポスター画像を初めて観た時、「へー、『マイティ・ソー』って、ジャック・ブラックが主演なんだぁ」と思ってしまいました。すみません。

だって、なんか、台形っぽく見えるポージングとか、髪型とか、似てません?

でも、映画を観てびっくり。
この映画の主人公・ソーは、ジャック・ブラックとは似ても似つかない、超カッコいいヒーローでした。ヒーローっていうか、神様でした。

ソーを演じるクリス・ヘムズワースの肉体美も、これまたジャック・ブラックとは似ても似つかない、逆三角形の上半身に、筋骨隆々とした素晴らしいものです。
さらに、ソーの王となるべくして生まれついた者だけが持てる自信たっぷりの傲慢な性格や、王となるべく育てられた者らしい、優雅な仕草やジェントルな振る舞いったら、これは男も女も魅了せずには置かない、魅力に満ちたものでした。

いやー、まったく、なんでジャック・ブラックだなんて思ったのか。
ソーとジャック・ブラック、似ても似つかない、正反対のキャラクターでした。。。いやー、惚れるわー。

ていうか、ジャックファンの方…、ごめんなさい。いや、私もジャック・ブラック好きなんですよ、ほんと。


<STORY>
Soundtrack
神の世界・アスガルドでは、次期王・ソーの戴冠式が行われていた。そこに、氷の王国・ヨトゥンヘイムの巨人が侵入し、式は中止に。怒ったソーは、父王の命に背き、弟・ロキや仲間を連れてヨトゥンヘイムへ攻め込み、アスガルドとヨトゥンヘイムの戦争のきっかけを作ってしまう。怒った父王は、ソーを地の国・ミッドガルドへ追放する。アメリカ、ニューメキシコ州の砂漠に転がり落ちたソーは、宇宙物理学者のジェーンに拾われるのだが…。


<Cheeseの解説>
Thor: The Art of Thor the Movie
この映画、『マイティ・ソー』は、3つの世界を舞台にしています。

ひとつは、神々の暮らす世界・アスガルド。
もうひとつは、闇と氷に閉ざされた世界・ヨトゥンヘイム。
最後は、人間たちの暮らす世界・ミッドガルド(地球)。
ソーと彼の仲間、レディ・シフとウォリアー・スリー(三戦士)と、ソーの弟・ロキの5人は、この3つの世界を行き来し、物語を展開させていきます。


この3つの舞台では、それぞれに映画のテイストが全く異なっています。

アスガルドで展開するのは、シェイクスピア悲劇のような、神々のドラマ。
父を憎む息子、兄に嫉妬する弟、息子を愛しながらも息子を追放する父。


父王・オーディンを演じるサー・アンソニー・ホプキンスが重厚な演技で、物語をグッと引き締めています。
なるほど、ケネス・ブラナー監督の面目躍如といった感じのパートです。


ヨトゥンヘイムで展開するのは、すべて、戦いと憎しみ。
光もなく、巨人たちの青黒い肌と赤い目ばかりが印象に残る、凄惨な世界です。


そして、人間の暮らすミッドガルド。
現代のアメリカ、ニューメキシコ州の砂漠に、宇宙からソーが落ちてくるのです。

神であり、王子であるソーの言動は、現代のアメリカにはあまりにもそぐわないもの。
ソーの尊大な態度や時代錯誤な行動や、砂漠に不似合いなウォリアー・スリーのいかつい甲冑姿などが、笑いを誘います。
ケネス・ブラナー、こんな演出もできるのかーと、ちょっとびっくり。
やっぱり、英国らしいちょっとひねたユーモアセンスがあるのでしょうね。


アスガルドを追放され、未知のミッドガルドに落とされたソーは、何もかも勝手の違う地球で、初めて挫折を経験し、そして恋に落ちます。
傲慢な人の忠告を聞かない自信過剰な性格だったソーは、地球での経験を経て、人を思いやることを知り、思慮深さを身に付けるのでした。


この『マイティ・ソー』、ストーリーも面白いのですが、何と言っても魅力なのはそのキャラクターたち。

特に、アスガルドから来るソーの仲間たちが、なんとも素晴らしく魅力的なのです。
全知全能の神の王の息子、傲慢でオレ様で素晴らしい肉体の持ち主のソーに、剣の使い手ファンドラル、巨漢ボルスダッグ、そして寡黙な戦士ホーガンの3人からなるウォリアー・スリー(三戦士)と、美しく強い女戦士のレディ・シフ。
神話に出てくる神々って、割とのんきというか、ツメが甘いというか、間が抜けたところがあると思うのですが、彼らもまさにそんな感じ。
ソーのために命をかけて戦うのですが、割とあっさり退却しちゃったり、物事を深く考えずに勢いで行動しちゃったり。
不死の神々っぽい、抜けたところもなかなか素敵です。

逆に、ナタリー・ポートマン演じる、ソーと恋に落ちる宇宙物理学者のジェーンは、彼らの個性に負けている感が否めません。
でも、オトコより研究を重視して真面目に生きてきたジェーンが、ソーの上半身ヌードを目にして、思わずときめいちゃっている様子なんかは、かなりリアリティがあります。
そりゃあね、あんなにムキムキのギリシャ彫刻のような体をしているのに、笑顔が超キュートな男性が目の前に現れたら、どうしていいかわからないことでしょう。


それにしても、こんな魅力的なアメコミ・ヒーローがまだまだいるなんて…。
アメコミという文化のすごさ、マーベルという企業の持つキャラクター資産のすごさを、まざまざと見せ付けられました。

『アベンジャーズ』でソーは再びスクリーンに帰ってくるそうですが、ソー単独の続編でも早く観たいです。

ソーを演じたクリス・ヘムズワースも、これからハリウッド映画で大活躍してくれることでしょう。
そりゃあね、あの笑顔とあの肉体…。女性ファンがほってはおきませんよ。

ジャック・ブラックと勘違いしちゃったりして、ごめんなさい。。。


別コラム:オトコに見せたいこの映画 『マイティ・ソー』


『マイティ・ソー』(115分/アメリカ/2011年)
原題:Thor
公開:2011年7月2日
配給:パラマウント ピクチャーズ ジャパン
劇場:丸の内ルーブルほか全国にて
監督:ケネス・ブラナー
出演:クリス・ヘムズワースナタリー・ポートマントム・ヒドルストンアンソニー・ホプキンスステラン・スカルスガルドカット・デニングスクラーク・グレッグイドリス・エルバコルム・フィオールレイ・スティーヴンソン浅野忠信ジョシュア・ダラスジェイミー・アレクサンダーレネ・ルッソアドリアナ・バラッザ/マシミリアノ・ヘルナンデス/ジェレミー・レナーサミュエル・L・ジャクソン
公式HP:http://www.MIGHTY-THOR.jp


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