上司や先輩が「楽しそうに仕事する」大切さ | 【Cheer Coach】企業研修・ワークショップ・コーチ 齋藤稚亜子(ちあこ)

【Cheer Coach】企業研修・ワークショップ・コーチ 齋藤稚亜子(ちあこ)

働く人の「明るく 元気に 前向きに」をご支援いたします。
企業研修講師・ワークショップ企画・コーチング

様々な企業様の新入社員の研修をしていると、
配属後3ヵ月も経つと同じ業界、同じ会社、同じような仕事内容でも、
「仕事を楽しみキラキラしている人」と「どんより仕事に疲弊している人」
が分かれてくれるように見えます。


もちろん、ご本人の個性もあるとは思うのですが、
上司・先輩など一緒にお仕事なさっている方の影響は無視できないようです。


上司や先輩が、その仕事を「どう捉え、どう取り組んでいるか」

その姿勢が、若手社員の仕事の捉え方に影響を与えているようです。


ですので、OJT指導者、管理職研修では、必ずこう問いかけます。

あなたご自身はどのくらい楽しそうに仕事していますか?」


*****


私が新入社員時代にお世話になった上司、先輩には数え切れないほどの感謝があります。
中でも、最も感謝しているのが「ご自身が楽しそうにお仕事なさっていたこと」です。


現場配属された時に、直接の指導をしてくださったのは、年上の女性の先輩でした。
(いわゆる「メンター」「OJTリーダー」「シスター・ブラザー」「チューター」「サポーター」)
優しくて、穏やかで、何でも頼れて。
ずーっと、近くで頼っていたかった……


しかし、「新人時代に犯した大失敗「研修では教えてくれない【暗黙のルール】の話」」 にも書いたよう、
私は配属後 間も無く隣チームにレンタル移籍となりました。
結果的には、職場ぐるみでたくさんの先輩方に育てていただき、とても幸運であったと思います。


部署柄 9割超を男性が占める職場でしたが、
とにかく皆さん、楽しそうにお仕事なさっていました。


特に、
・タフな提案をしてる人
・トラブルを抱えるプロジェクトに送り込まれる人
・(よく分からない)新製品を担当する人
客観的に見て大変な仕事を担う人ほど、楽しそうでイキイキして見えました。


中でも、トラブルの発生したプロジェクトに放り込まれて、
会社にたまにしか帰ってこない先輩は、私の最高の憧れでした(笑)


そんな先輩方とご一緒すると、
・この仕事のどこに、どのようなやりがいがあるのか
・どこまでこだわるとお客様が喜ぶのか
・どのように取り組むと、楽しいのか
が自然と伝わってきたのを覚えています。


幸い、私の場合、自然と
「仕事は楽しいもの」
「お客様のためにとことんこだわるのは素晴らしいこと」
という考えが刷り込まれ、今だに自分の軸となっています。


そんな先輩方に影響を受け、
「私ももっと過酷な仕事がしたい!
もっと過酷な環境に放り込まれたい!」
と熱望する社会人2年目のちあこ。。
念願叶った3年目は、希望通り過酷な日々となるのです。(続く…)


*****


後輩や部下の指導に携わる際、
関わり方のスキル(コーチングやフィードバックなど)も大切です。
と同時に、ご自身が「楽しそうに」「ご機嫌良く」「生き生き」お仕事する姿を
思い切り見せる先輩や上司がはもっと増える嬉しいなぁ、と思うのです。