音楽話【015】 | 釣れないアジング

釣れないアジング

アジング少な目

いやまァしかしなんですなァ


先日の外房釣行での風景。


ソメイヨシノなどはすっかり終わり


八重桜が咲き始めてましたな。


田んぼは水が張られ、しろかきが終わっているところもあり


蛙はケロケロだし


勝浦の街や港の漁協には


ツバメも渡ってきたようでありました。


釣りそのものを楽しむ以外にも


そんな季節の移ろいを感じることも


いーもんだと思いますな。


仕事しなくていいのならー


そんな季節感を感じられる土地に住みたいと思ってますよ。


















さて


先日


CDの整理をしていたところ


買ったことすら忘れていたコレを発見。






ちぃの釣れないアジング


復刻盤?のCD。


オリジナルはレコードなのです。


初めて聴いたのは中学1年でした。


クラスメイトのH君の家に行ったらYMOのアルバムがありその中の1枚。



有名なテクノポリスとかライディーンとかが収録されてます。


H君は


小さい頃からエレクトーンを習っていたり


学校でも吹奏楽部に入っていたり


当時としては超珍しい


パソコンを持っていたりと


【YMO】にたどり着く要素満載の少年でありました。


しかも


エロ少年です。


音楽とエロという共通点でのお友達でありあます。


彼の部屋には立派なエレクトーンがございまして


それはそれは楽しい楽器でありましたな。


どこから入手したのかわかりませんが


H君は【YMO】の譜面を入手しており


両手両足を駆使して限りなく本家に近い音を出しておりました。


『おおーすげーすげー』などとと


傍らでこっそり見ていたエロ本よりも興奮した記憶がございます。


それまでもエレクトーンのお稽古をしている友達はいましたが


教本どおりの演奏をしていた彼らとは違い


H君のスタイルはアバンギャルドと申しますか


まー衝撃的でありましたな。


これをきっかけに


アタクシの音楽の幅は広がりましてテクノポップなんかも聴くようになったのであります。



【YMO】なんですが


【イエローマジックオーケストラ】という響きも


それを略した【YMO】なんていう響きも魅力的で


日本人が自らをイエローなんて名乗るのも明らかに欧米進出を意識しているのだと思いましたよ。


メンバーについては


【ユーミン】を初めて聴いたのがもっと前だったり


【高中正義】を聴いたのも少し前だったりと


【細野晴臣】(ティン・パン・アレー、ユーミンつながり


【高橋幸宏】(サディスティックミカバンド、高中つながり)


二人とも共通する部分があるのだと気づいたのもその頃であります。


【ティン・パン・アレー】なんてそれまで知りませんでしたからねェ。



唯一、【坂本龍一】という人がどーゆー人かわかりませんでしたが



のちのち調べてみるとスタジオミュージシャンだったとのこと。



初期の【山下達郎】のアルバムに参加していたみたいです。



【山下達郎】と言えば彼が『先生』と呼ぶ【大瀧詠一】は



【はっぴぃえんど】で【細野晴臣】と活動していたわけですし



ま、いろいろすげー人たちのつながりが見えてきて



日本語ロックだとかニューミュージックだとか



アタクシたちが普通に聞いて育った時代背景の面白さに気付いたのもコノ頃でしたな。



とは言いながらも



こーした少しオトナの世界を背伸びして覗き見しながらも



所詮は鼻タレ小僧なわけですから



アイドル路線もすきでありまして



【松田聖子】なんかは普通に聴いておりました。



しばらくして



レコード店で



ジャケットのかっちょよさに



お!と思い



買ったのが


【大瀧詠一】の【A LONG VACATION】


ちぃの釣れないアジング  


いわゆる【ジャケ買い】かもしれませぬ。



当時


【永井博】と【鈴木英人】のイラストがかっちょよくて・・・。


ちなみにコレは永井作品ですね。



当時はレコードでした。



思春期という時期は


オトコとしては


やっぱ女子を意識しはじめておりまして



小学校の時のスカートめくりや好きな子に意地悪するとかではなく


恋愛感情が芽生えると申しますか


気になるコに思いを募らせ飯も喉を通らず的な感覚ですな。



大瀧ラブソングワールドと申しますか



いわゆる【ナイアガラサウンド】にハマってしまったのです。


大瀧氏は自分のレーベルを持っており


ナイアガラ・レーベルと言います。


名前の由来は



大瀧=大きな滝


大きな滝の代名詞=ナイアガラ



ということらしいです。



このアルバムは


全曲、作詞 松本隆、作曲 大瀧詠一


要は二人共、元【はっぴぃえんど】のメンバーであります。


時を同じくして

【松田聖子】のニューアルバム【風立ちぬ】がリリースされたのでした。


上記の2名に


やっぱ、元【はっぴぃえんど】のギター【鈴木茂】も加わり



アイドルアルバムが


たみゃらんアルバムになっておりました。



今、考えるとコノ頃から【松田聖子】の音楽志向が変わったような気がします。


以前も松本隆ついては少し記事にしましたが



聖子ちゃん、松本氏、大瀧氏、鈴木氏などなど



強力なメンバーであったのですな。


【風立ちぬ】は中学時代くらいの思い出にとどまってますが

【A LONG VACATION】は


20歳台後半くらいまでの思い出の中での


BGMのようになっており







恋愛













雨などなど


その当時の風景が思い出される


アタクシにとっては珠玉の一枚なのであります。



すっかり【YMO】から話がそれてしまい結果的に【ナイアガラ】方面に来てしまいましたな。


【ロンバケ】というと



一般的には【月9キムタク】なのかもしれませんけど



アタクシにとっては


間違いなく



圧倒的に



【大瀧氏のロンバケ】です。


つーか


【月9ロンバケ】見たことないのでした。


ではでは