長年SEやってると、英語を変な日本語に訳している(?)って思う事がよくあります。今日はそんあ感じのした言葉を2つほど紹介します。

1.プログラムリソースを「資材」と表現する事
資材ってのは「材料」「部品」って意味で解釈しています。とくに「資材」という場合は、部品や材料の中でも原材料に近い部品やパーツに対する呼び方かなって感覚的に思ってました。

なので、共通ライブラリならともかく、特定の画面・帳票・バッチプログラムを「資材」と呼ぶのは変な気持ちです。

どちらかといえば、これらのリソースは「完成品」だと思うのです。

ただ、これらの完成品も「業務システム」を構成する「部品」であるという解釈もできるので、次にあげる「故障」よりは受け入れやすいです。

2.バグを「故障」と表現する事。
故障というのは、これまで正しく動いていた物が外的要因や時間的要因等によって正しく動作しなくなる事だと思っています。形ある物ならばどんな精密で良くできた機械であってもいつかは必ず訪れる運命のようなもの。それが「故障」だと思うのです。

それに対して、「バグ」というのは特定のパターンにおいてプログラムの記述がおかしい為に発生する不正な動作であり、最初から不正な動作をします。最初から不正な動作をするのだから、「欠陥品」とか「不良品」という感じで、これは「故障」とは大きく違う気がします。

私は、ソフトウェアは外的な要因や時間によって痛む事などありえないので、「故障」という状態には絶対にならないと思います。OSのバージョンアップ等で正しく動かなかくなったとしても、それは「故障」ではなく、「仕様」によって使えないだけです。

ほかにもSEやってて、「その日本語って?」と思うことがいくつかありますが、とりあえず今日は今仕事している会社の障害管理表をみていて思った事を書いてみました。