東京都台東区谷中。
大都会東京にあって、まだまだ下町情緒が残っているところです。
狭い路地道、多くの神社仏閣、そして、由緒ある名店。
新しいビルも立ち並んでいますが、何故か、ホッとする空間なんですよ。
そんなホッする谷中にあるお店を紹介します。
『 カヤバ珈琲 』
まず、概観をごらんください。
この佇まい、歴史を感じますよね。
それもそのはず、こちらの建物は、大正5年築、出桁造りの町家で、
昭和13年、この建物で榧場伊之助さんがカヤバ珈琲を創業し、
奥様のキミさん、養女幸子さんが70年近く店を切り盛りしてきた
谷中のシンボルとして親しまれました名店なんです。
が、平成18年秋、諸事情のため一時休業。
しかし、NPOの協力を得て、平成19年秋に復活再開したという
歴史的にも街としての活動としても価値のあるお店なんです。
この看板も良いですよね。
黄色地に茶色の文字、何故か分かりませんが、モダンさを感じます。
店内も改装されて、非常にモダンな空間が広がります。
でも、天井などは敢えてガラス張りにし、梁が見えるようになってるんですよね。
近代的なものと、歴史あるものが融合しています。
まさに、谷中の街と似ているよう気がします。
そして、今回、頂いたのは、こちらのお店の名物。
ルシアンとたまごサンドウィッチです。
まず、ルシアンですが、コーヒーとココアをブレンドしたものになります。
なかなか面白い味わいですよ。
そして、たまごサンド。
普通に想像すると、ゆで卵がつぶれたものだと思ってしまうのですが、
こちらは、このとおり、玉子焼きなんです。
玉子焼きにマヨネーズをかけ、パンでサンドしてあるんですよね。
これも素朴で美味しいです。
谷中の街には、へび道に代表される細い路地などに
古い建物を生かしつつも、ベーグル屋さんや革製品のバッグなどを取り扱う
新しいお店をやっているところがたくさんありました。
こちらのお店も最新のものと、歴史あるものの融合した素敵な空間です。
是非、一度、足を運ばれてはいかがでしょうか?
『 カヤバ珈琲 』
場所は 東京都台東区谷中6丁目1-29 です。
この時期なら、上野の森を越えていくと気持ちよいですよ。
谷中、根津、千駄木を 『谷根千』と呼びます。
東京に住んでいる方は、古き良き時代を思い出し、
地方から東京に旅行に行かれる方は、新しさと古さがミックスした
違った東京の楽しみ方ができると思います。
今回、参考にしたのは、ことりっぷです。
いろいろな情報が載ってて、ぶらぶら歩きには最適ですよ。
東京さんぽ (ことりっぷ)/新堀 真由美
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こちらのほうは、千駄木と吉祥寺情報が満載ですよ。
もっと東京さんぽ (ことりっぷ)/著者不明
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