映画 『明日への遺言』 | 映画 本 そして コーヒー

映画 本 そして コーヒー

映画、本、コーヒーの情報満載のブログです。映画は洋画・邦画、新作旧作問わず素直な感想を、本もビジネス本から絵本まで幅広く紹介しています。更に、気になる映画の原作・主題歌・挿入歌も登場します。美味しい珈琲のお店も公開してますよ。よろしくお願いします。

明日への遺言




お勧め度  星星星キラキラキラキラ

第二次世界大戦終了後、岡田資中将は裁判にかけられる。
理由は、戦争末期に名古屋を空爆した米軍捕虜を処刑した責任を問われたためだ。
B級戦犯として裁判にかけられた彼は、部下の責任は自分が取る。
と信念を主張し、戦勝国アメリカによる法廷を戦うのだった。



B級戦犯裁判をたった一人で戦い抜いた岡田資中将の障害を描く感動作です。
大岡昇平さんの『ながい旅』が原作です。
誇り高き日本人の姿。熱いものがこみあげてきます。
映画『明日への遺言』 素晴らしい上官です!


岡田資中将が命を掛けてまでの伝えたかったこと、守り抜いたものは何だったのか?
また、この作品が私たちに伝えたい「明日への遺言」とは?
この作品の問い掛けであり、テーマなのではないかと思います。

個人的な感想ですが、岡田資中将の態度・言葉一つ一つに感動しました。
 信念を持って行動し、部下の全ての行為の責任を自分一人で持つ。
 周りの人間は、裏切り・責任の押し付け合いをする中で、自分の責務から逃げない。
 生死を分ける裁判の場にあっても、家族を想い、部下を想う。
男として、上司として、こんな人間にならんといかんと思いました。
「男の品格」とでも呼べば良いのかもしれません。

映画全体としての感想は、この映画の冒頭で何を期待するかによって異なると思います。
私のように、岡田資中将の生き方に注目した人にとっては、非常に素晴らしい作品ですが、
「無差別空襲の是非、戦争責任」など、もっと大きな問題に注目した場合には、
若干不満が残るかもしれません。
年配の方はもちろん、戦争を知らない世代でも、いろいろ感じることができまますよ。
この作品を観て、平和であることの素晴らしさ、実感しましょう。







映画 『明日への遺言』のオフィシャルサイトは、こちらです。

監督 : 小泉堯史
脚本 : 小泉堯史
出演 : 藤田まこと / 富司純子 / 蒼井優 / 田中好子



こちらがDVDです。

明日への遺言 特別版 [DVD]/藤田まこと,富司純子,ロバート・レッサー

¥4,935
Amazon.co.jp



こちらの映画もご覧ください

 映画 『聯合艦隊司令長官 山本五十六』 アップ
  聯合艦隊司令長官 山本五十六  知ってる方は多いと思います。
  何を考え、あの戦争に挑んだのか、 是非、ご覧ください。

 映画 『縞模様のパジャマの少年』 アップ
  こちらの映画は、第2次世界大戦当時の収容所での話です。
  少年たちの友情に涙が出てしまいます。

是非、ご覧ください。



こちらが原作です。

ながい旅 (角川文庫)/大岡 昇平

¥620
Amazon.co.jp