ブラッド・ダイヤモンド | Fancy days

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ブラッド・ダイヤモンド (期間限定版)

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またもや
はゆちゃんにお誘いいただいて見てきました。

はゆちゃん、ありがちょー。




ダイヤモンドの価値を決める“4つのC”
Color(カラー)
Cut(カット)
Clarity(透明度)
Carat(カラット)
しかし、実はもうひとつある。
それは、Conflict(争い)の、「C」



アカデミー賞関連でタイトルを知り、
CMがテレビで流れ出したばかりで、
ぜひ見てみたい!って思った、
キレイな宝石の裏には生々しい世界が広がっているんだなあ。
って予告編で思った。



この作品、ほぼ実話だそうで
米国務省が批判した問題作。
確かにダイヤモンド市場の解説あたりは
リアルだったなあ・・・
ウマくできてるなあって感心させられたもん。



アフリカ人俳優ジャイモン・ハンスゥが狙われたらしい。
しかも、それをかばったのがディカプリオ。
できすぎてる。
コレは事実なのか、話題づくりなのか。
話題づくりの割には、あんまりオープンにされていないとか。
気になる・・・



最初、『ブラック・ダイヤモンド』だと思ってたんですが
『ブラッド・ダイヤモンド』『血塗られたダイヤモンド』ってことだそうな。
まちがっとーる。
他の映画になっちゃいますね。







ネタバレ






作品中の半分以上が戦闘シーンで、びっくりした。
まあ、ダイヤモンドを奪うための戦いはあるだろうなって程度だった。
まさか、戦争映画だとは思っていなかったので・・・。
関係ないのに、『ブラック・ホーク・ダウン』を思い出した。


ディカプリオが、セットで脚をケガしたこと。
ジェニファー・コネリーもスタント中に頭を打ったこと。
いろんな事故があったけど、
それも良くわかった。




この時代わたしはもう、生きて、日本で、平和に暮らしていた。
それなのに、彼らは、こんな壮絶な毎日を送っていたのか。
荘思うと、なんだか、せつなかった。



そんでもって、マディーの気持ちがなんとなく、わかった。
現在も、アフリカではあんな様なことが行われているんだろう。
何かしてあげたいけど、どうしたらいいのかわからないし、
どうしたら、国全体を変えることができるのか。
一般人じゃ、無理無理。
悔しいなあって思った。
ディカプリオとの駆け引き?が面白かったな。




「軍事支配がなくなれば、ここはユートピアになる」
ソロモンの息子の学校の先生が言っていた言葉と、
ソロモン自身が言っていたコトバ。
「黒人は白人に支配されているほうがいい」
うろ覚えだけど、この違い。
発展途上国は支配されていたほうがいいなんて考え方、
なんだか、苦しいなあ。




息子が"RUF"で洗脳されるシーン。
あれってヒットラーがやってる洗脳方法同じようなことだよね。
ダイヤモンドにかける執念・・・・
怖いなあ。


しかし、ソロモンが子どもと一緒に走るシーンは
どうしてもどうしても、
子どもの首根っこをつかんで抱えて走ってるようにしか
見えない・・・




ラスト、アーチャーが自分自身は脱出をあきらめて、
ソロモン親子だけを脱出させたシーン。
泣けました・・・
彼はいったいどんな風に撃たれたんだろう?
どうやったら、あんなふうな傷になるの??




大佐は言っていた。
「この土地の色(赤土)は流された血の色だ」
って。
アーチャーはこの国から逃げることはない。
アーチャーが逃げられないことは、ココで暗示されてたんだなあ。

その大佐を騙して?逃げるシーン。
ニコラス・ケイジは好きな役者ではないので、
ザマミロって思っちゃった(笑)
へへ・・・
なんだか偽善者っぽくていやだったんだもん。
絶対悪いやつって思った。




この映画を見て、
ダイヤモンド、あんまりほしくないな・・・・って思った。
あんな風にして採取されているんだ・・・
みんなが思えば、こんなコトはなくなるのかなあ。
やりきれなさでいっぱいの映画だった・・・・