【2009年11月4日 朝】
鼻出血は啼泣時に綿球に滲む程度あったが増加する事なく
朝には見えてる部分の綿球は乾燥している。
垂れ込みや嘔吐なし。出血班増強なし。
MAP終了後はHR140台に下降し解熱剤使用せず38.7度に解熱する。
家族の話などは普通に話してくれるが血圧測定の話になると大泣きする。
血圧測定に30分程度時間要す。
座位時ふらつきなし。
MAPの滴下が遅く終了が1時間遅れだったが
生食は滴下良好で刺入部の腫脹なし。
心エコー
心電図検査
レントゲン
【マルクの様子】
10時半
ソセゴン7.5ml・ディプリバン側注開始し、入眠後骨髄穿刺施行。
骨髄穿刺中体動あり。時々疼痛訴える。
ディプリバン追加し実施。
鎮静開始時一時的にSPO2 80%まで低下。
鼻出血の為のボスミンタンポン抜去し酸素開始するとSPO2上昇する。
(綿球つけたままー!あり得へん。ワロタ)
覚醒まで酸素使用継続。
骨髄穿刺後ガーゼ保護部汚染なし。
明日までそのままガーゼ保護指示あり。
12時
鎮静後覚醒する。
覚醒後酸素マスク嫌がり外す行為ある。
ルームエアーでSPO2良値あり酸素中止する。
骨髄穿刺後ガーゼ部汚染なし。
飲水希望あり。水分摂取促すがむせなし。
【午後】
S(←患児)痛い。痛い。家に帰りたい。
O(←看護師) 11/3 PC10単位、MAP2単位輸血実施。
鼻出血あり、タンポンガーゼを重鎮し止血確認し
鼻腔からの吸引を禁止とし対応している。
Hbg値上昇。
S 家に帰りたい。いやや。怖い。
O 本日骨髄穿刺施行時鎮静薬使用し午前中入眠。
覚醒後も入眠している事が多いが、
時々大きな声で叫んだり泣く行為ある。
母付き添い中、母話し掛けて落ち着く。
ベッド柵使用し安全に過ごす事が出来ている。
心電図モニター装着・持続点滴中、ルートトラブルなく経過する。
【夕方】
S いやや。しんどい
O 発熱ありアセトアミノフェン服用・クーリング実施し38度前後へ下降する。
鼻腔止血綿球除去時、血性物多量除去されるがそれ以降出血なし。
咳嗽あり。
口腔吸入で白色粘調痰多量ある。
両肺粗雑。
母へ感染防止のため、両親・祖父母の面会のみとすること、
手洗い方法、マスクの着用の必要性、
生もの食事制限する事を説明し、説明後実施されている。
主治医より両親へ説明される。(内容はチロッと下に)
説明時両親共に、時々表情固くなるが
頷き説明に対し納得されている言動みられる。
心配な事として「弟が生後6ヶ月なんです。
祖母などでなんとかみてもらってます」と発言ある。
今回の説明はALLと判った事や、どの病院で治療するか、
カテーテルの必要性、感染防止の対策、
抗がん剤の副作用などなどだったよ。
〈主治医〉
発熱持続。
咳嗽が増強している。
鼻出血は今朝からなし。綿球外しても出血(-)。
輸血にて出血症状軽快。
診断としてはALL。
当院での治療を希望。
明日中心静脈留置(全麻下):血小板の輸血を要する。
感染が落ち着くのをみて、化学療法開始。
咳嗽著しいとき、ベネトリン0.3ml+生食2ml吸入。
1時間あけて連用可。
【夜】
S いやや~。痛い~。
O 解熱時やや活気あり。
母不在であったが(きっと一服w)機嫌よく
血圧・体温など測定できる。
夕食4割摂取も嘔吐なし。
腹部ソフト。肺音清明も咳嗽続いている。
臨時吸入実施。
吸入実施時嫌がる様子あるが母とともに説明すると納得し施行できる。
SPO2安定。鼻汁なし。
母とともにイソジン含嗽できている。
入眠前より高体温にてクーリング施行する。
【深夜】
鼻閉音あり。SPO2低迷あり。
酸素1Lカヌラにて開始する。
開始後SPO2安定する。
【一般経過表】
酸素飽和度 97%:95%:98%
呼吸状態 規則的:規則的
肺音R/L 粗雑:粗雑:粗雑
体重 17kg
酸素療法 酸素3Lカヌラ開始
末梢冷感 -:-:-:軽度
活気 -:+:+:+:-
機嫌 不良~入眠:不良
10時5分 骨髄穿刺開始
10時8分 骨髄穿刺終了
グル音 +/-:+/-
眼瞼結膜色 不良:不良:不良
浮腫 +/眼瞼・手/+
【私からの捕捉】
大半「いやや」って言って泣いて過ごしてたな。
マルクで麻酔が効いてる間にレントゲンやら清拭をしたから
1時間半ぐらい掛かったんだけど、病室に戻ってきたミハは
「怖い」と「帰りたい」って号泣。
そらな。
まだまだミハの精神状態は不安定ね。
でも一週間ぐらいで落ち着いてきたのよ♪