明日の風,昨日の空

明日の風,昨日の空

GPA1点台,論文4500番落ちのロースクール(笑)修了生が2013年司法試験に最終合格

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先日の一斉登録で,
山崎拓さまや菅沼栄一郎さまも真っ青の変態弁護士が誕生したようでございます。

あまりの獣欲ぶりにアメブロさまの検閲に引っ掛かってしまったようですが,
まさに絶望の裁判所ならぬ欲望の裁判所でございます。

相談に訪れる依頼者さまが,この性獣の喰い物にされないことを願わずにはいれません。
刑事弁護は予想通り最終弁論型でございました。

争点を確認したら,後は淡々とメルクマールどおりに記録を書き写すだけの軽作業でございます。

集合起案で出題されなかったアリバイが出題されたのは意外で,
しかも矛盾なく論じるのが難しかったのですが,
書き方を準備していない受験生が4割はいると踏んで,
割り切ってあっさりと締めました。

神戸,さいたまと修習生の品格を疑わしめる事件が続発した花の67期のこと,
二回試験でレイブパーティーや競馬のレースの格付けの知識が問われても何の違和感もございません。
1 訴訟物,個数,併合態様
2 主張整理
3 過失の評価根拠事実,意味付け
4 撤回問(2問,各4枚)
5 事実認定


20人以上が落とされたと噂される民事裁判。

今回は難問という声が多かったにもかかわらず,
例年以上の不合格者を出してきたところからすると,
裁判官さまの頭には下駄を履かせるという発想は皆無なようでございます。

もっとも,合格ラインを下げに下げた結果がこれかもしれませんが…。

まず,実質事実認定2問で,集合修習中の起案と比べて圧倒的に分量が多かったです。

来年受験される方は試験時間が延びたからといって油断してはなりません。

わたくし,撤回問は2問合わせて3ページほどしか書けず,
恥ずかしながら全く意味が分かりませんでした。

事実認定問は,「契約書の成立の真正を争わない」という記載を見落とし,
第2類型(二段の推定の二段目の問題)で書いてしまうという失敗をしてしまいました。

宅建模試の作問経験があるにすぎないわたくしごときが,
裁判官さまの問題に難癖をつけるのもなんでございますが,
今回の問題はきわめて悪い問題であったと言わざるを得ません。

はっきり申し上げて,
平日はオフト後楽園でナイター競馬を愉しんでから帰宅し,
休日は新橋の旧広報コーナー(現Gate J)でタブレット片手に競馬観戦をするのが日常となっているわたくしと,
つい2,3年前初めて馬券を買えるようになったばかりの予備合格者さまとでは,
前提知識にとんでもない差がございます。

そして,その前提知識の多寡が,
そのまま事実認定の説得力に直結したという意味で,
本当に残念な試験だったと言わざるを得ません。

司法試験界の革命戦士・工藤北斗さまがご自身の予備校を立ち上げられました。

LEC時代から何が変わったのかという論点もございますが,
復活を待ちわびた全国の北斗さまファンには朗報といえるのではないでしょうか。

わたくしもUWF軍団の新日本プロレス復帰以来の高揚感を隠しきれません。

LEC時代の不透明な値引き交渉による安易な値下げを断罪された北斗さまのこと,
LEC時代と実際の価格と比べるとアガ塾では若干割高になると思われますが,
当代一流の人気講師の北斗さまの講義であればやむを得ないところでしょう。

わたくし,売れ残りの再現答案分析講座か何かとの抱き合わせを提案し,
答練,模試,ゼミと合わせて10万円ぐらいで受講した記憶がございます。

その日あまりの値引きぶりに興奮して,
妻と行ったカラオケボックスで,
郷ひろみさまの「2億4000万の瞳」の「億千万♪」という部分を
「じゅうまんえん♪」と替えて唄ったのをよく覚えております。

金の匂いのするところにはハゲタカのような人が近づいてまいります。
甘い言葉に釣られて、
回転寿司や介護ビジネスなどに手を染めないことを元受講生として願うばかりでございます。
二回試験,無事合格しておりました。

現在,求職中の身としては,
今晩の風雨は今のわたくし自身を象徴しているかのようでございました。

合格された皆様,おめでとうございます。

不合格だった皆様,
紙一重だったわたくしには他人事とは思えません。

わたくしにできることがあれば協力いたしますので,お気軽にご連絡ください。

現在,熊本の超高級ローストビーフも真っ青の高額プレミアムゼミを計画しております。
先日,文科省さまから最低ランクの評価を頂戴したわが母校でございますが,
抜本的改革として,わたくしをアカデミックアドバイザーとして招聘することが正式に決定いたしました。

廃校を望む大学側の刺客として送り込まれたなどという心無いお噂も耳にいたしましたが,
ゼミ生全員合格を目指して全力を尽くさせていただきます。

修了式でゆるキャラの話題を出すという場違いな挨拶で修了生を凍りつかせた副院長でございますが,
在学中は腐ったミカンなどと罵倒していた者でも,
利用できるものは利用してしまおうというお顔の皮の厚さはさすがでございます。
判例百選に載っていないのに副院長に収まるだけのことはございます。

ひとつだけ,わたくしから副院長にご注進できることがあるとすれば,
HPにご尊顔を掲載されるのは自重された方がよろしいのではないかということでございます。

あの内舘牧子さまかと見紛う悪相のせいで,
志願者が減ったのは十中八九,間違いないところでございます。
LECセミファイナル模試(年内コース)は本日最終日でございました。
受験された皆様お疲れ様でした。

去年どんな感じだったかは昨年の記事をご覧になっていただくとしまして,
参考までに,昨年のわたくしの成績を載せておきます。

公法96(54/42)
民事146(44/55/47)
刑事110(55/55)
選択55
短答214(92/57/65)

さすがに忘却の彼方でございますが,
確か行政法は訴訟要件落とし,
民訴は訴訟承継がわからずほぼ白紙答案,
刑法は余事記載に加えて不作為の因果関係落としと,今思うと散々の出来でございました。

大切なのはここからでございます。

年末年始は,家で工藤先生の解説を聞いたり,
特典の合格者講義を聞いてまったりされつつ,
模試の復習をきちんとやれば充分でございます。

その上で,年明けから直前模試のある4月上旬までの勉強計画を立案して,
年明けからスパートしましょう!

昨年のわたくし同様,準備不足で出来なかった方は多いと思いますが,
まだまだ余裕で間に合います。

自分がこのままでは危ないことに気付いただけでも受験した意味はあります。

昨年の今ごろは,仕事と目の前の勉強のことで精一杯で,
一年後自分がバッジを付けて検察庁舎を闊歩している姿など想像もできませんでした。

1年前に仕事をしながらクリスマスイブに答案を書いていた自分を思い出すと感慨深いものがあります。

来年は皆様の番でございます。

復習頑張ってください!
検察修習はもっぱら講義中心で退屈すぎる毎日でございます。

先週は研修所教官さまとの懇親会(という名の検察志望者の自己アピールの場)がございました。

検察志望のわたくしも研修所教官さまに積極的にアピールしてまいりました!

というのは嘘で,
配属庁の若手検事さまとアイドル,プロレス談義に興じておりました。

UWF信者で渡辺美奈代さまの追っかけだったわたくしと,
WWEとぱるるファンを自認される検事さまとでは
微妙に話が噛み合っていない気もいたしましたが,おそらく気のせいでございましょう。

年齢や検事と修習生という垣根を超えて,
わたくしも検察組織の一員となったことを実感した一日でございました。

一連の懇親会で関係者さまとお話してわかったのは,
研修所や配属庁関係者さまが,
修習生のネット関係に異様に神経を尖らせていらっしゃるということでございます。

2ちゃんねるは当然として,
Facebookも検索されておられますし,
ブログやツイッターも受験生以上にまめにチェックされておられます。

大学生のお子様をお持ちの裁判官さまが,
「カナダマンがさあ~」「さいたまんだったまんはねぇ~」
などと楽しそうにお話しなさるお姿を拝見するにつけ,
司法制度改革は失敗だったと改めて結論付けざるを得ません。

「部長!目の前にいるその男がカナダマンなんですよ!目を覚ましてください」
という言葉を呑み込みつつ,
野球とフットサルが趣味で,長年旧司を受け続けてきました!
と屈託なく自己紹介する日々に若干疲れてきた修習2週目でございます。
昨日,今日と酒浸りで恐縮でございます。

昨日酒席で次席検事さまから,
「いまはみんなツイッタだのブログだのやってるのかね? あなたはそういうのやらなそうだけど」
と言っていただきました!

さすがに多くの人間をご覧になってる方の仰ることは説得力が違います。

その次席検事さまから本日も有難いお言葉を頂戴いたしました。

「あなたロースクールで何勉強してきたの? まさか判例六法見ながら試験受けたわけじゃないよね?」