ゼニス・パイロットウォッチの謎② | ウォッチ ホリック watch holic  

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好きな言葉は「ひげゼンマイ」(笑)。横浜と渋谷にある時計ショップ「COMMON TIME」と               横浜元町が本店のジュエリーショップ「CHARMY」の社長のブログです。



皆さん、こんばんは。


さてさて、先日のゼニスのパイロットウォッチの

謎の第2弾です。


※読んでいない方は、

→ゼニス・パイロットウォッチの謎①へ




ゼニスのことを調べるなら、この↓↓↓

ゼニスブックのお出ましです。
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昨年、ドイツで発売された英語版のものです。
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前回、積算計の3、6、9分のラインが長い

理由をお話しましたが、管制塔への3分

ごとの報告って、いつ頃までしていたので

しょうか???



どうやらIBMからプログラム内臓のコンピューター

が発売された1952年までは

この3分、6分、9分の報告が全ての空港

で必要だったのでしょうね。

その後も世界的にこのコンピューターが

広がるまでは、3分報告はされ続けていた

と推測します。



このタイプのものが最初に製造

されたのが1930年頃なことを考えると、

きっと、国際ルールも20年代の後半頃

出来たのでしょうかね。

(これも勝手な推測です)



この3、6、9分のラインの長いモデルは、

1930年から68年頃まで、Cal.136、146、

156、166等として発売されています。



まず、1930年に発売されたCal.166は、

こんな感じです↓↓↓
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1937年に発売のCal.136↓↓↓

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いい感じのダイヤルの色ですね。



そして、1950年に発売されたCal.156↓↓↓

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トリプルカレンダーのムーンフェイズです。


これ、めちゃめちゃ格好良いですね~!!!!



それから、これ↓↓↓も良い感じです。

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同じく1950年頃に発売されたCal.143です。



お次は、1956年に発売されたCal.143-6。

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タキメーターだけでなくテレメーターも付いて

いてこれまた渋いっすね~!!!!



この頃から、どやらインカブロックのショック

が入っているみたいです。



1960年頃のCal.146DP。

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いや、いや、いや~!!!!


いいじゃないですか~!!!!




そして、これ↓↓↓やっばいっすね~!!!

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欲しすぎます。(笑)


1965年頃のモデルで、Cal.3019です。




さてさて、1968年になってくると、にわかに

デザインが70年代風になってきますね↓↓

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Cal.146HPです。



このあたりになってくるとスクリューバックを

採用して200M防水が可能になって

きています。



進化している様が良く判って面白い

ですね。




他にも、まだまだ興味深いモデルが

ゼニスブックには沢山載っていますが、、

この辺にしておきます。



以上、積算計の3、6、9分ラインの長い

モデルを紹介してみました。



そして、この後ゼニスの名機エル・プリメロに

移行して行くんですね~!!!!!