大統領の腕時計ヴァルカン① | ウォッチ ホリック watch holic  

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好きな言葉は「ひげゼンマイ」(笑)。横浜と渋谷にある時計ショップ「COMMON TIME」と               横浜元町が本店のジュエリーショップ「CHARMY」の社長のブログです。

みなさん、こんばんは。


さて、今日は久しぶりに時計の話題です。

(あ、久しぶりでも無かったですね)

そして、多分ほとんどの方が「聞いたことが無い!」

というブランドの紹介です。


「ヴァルカン」という時計ブランドを御存知の方は、

はたしてどれだけいるでしょうか???

知っている方は、かなりの時計通です。

この↑時計です。

なんだか不思議なダイヤルですね。


そして、ガラスも結構厚みがありますね。


ケースバックにも、不思議な穴が開いています。


見るからに、只者ではない雰囲気をかもし

出していますね~。(笑)

この時計のスペックについては、

また後で述べるとします。


それでは、まず「ヴァルカン」という時計の歴史を

紐解いてみたいと思います。


バルカンの創業は、1858年です。

結構古いですね~。

IWCの創業が1868年、ブライトリングの創業が1884年、

ロレックスの創業が1905年なのを考えると、

かなりがんばっているブランドだということが、判ります。


しかも、かなり独自色の強い完全自社ムーブメントを

搭載しているという点でも、評価すべきブランドだと、

思います。


「ヴァルカン」の時計を有名にしたのは、何と言っても1947年

に開発された、世界初のアラーム付き腕時計「クリケット」

に他なりません。

アイゼンハワー、トルーマン、ジョンソン、ニクソンなどの

アメリカの歴代大統領があいついで、このクリケットを

着けたことから、「大統領の腕時計」などとも

呼ばれるようになりました。


そして、1961年には、当時の潜水世界記録保持者の

ハンス・ケラー教授と共同で、クリケットノーティカルが

開発されたのです。(写真の商品)


この時計の最大の特徴は、水中でもアラームが使える

ということです。

また、ダイバーのための減圧時間表示機能が

搭載されているのも、当時のダイバーにとっては、

かなり重宝したに違い有りません。


そんな華々しい時代があったにも拘わらず、

ヴァルカンの名前が、世の中から消えてしまったのは

何故でしょうか????


かなり昔から時計を好きだった方は、この話を聞いて、

おや?と思ったことでしょうね。

何故なら、昔「レビュー・トーメン」という時計ブランドに、

クリケットという名前のアラームウォッチが存在し、

しかも「大統領の腕時計」と大々的に詠っていたの

ですから・・・・・


これは一体?????

実際問題、私もビックリでしたから(笑)


つづく


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