皆さん、こんばんは。
さて、今日は、”中村とめ”さんについて、
お話します。
この名前を聞いて、ぴんと来た方は、
かなりの時計通ですね。
いや、この名前は、業界の人ぐらいにしか
知られていないと思います。
それくらい、知る人ぞ知る・・・なのです。
ずいぶんと昔、フェルメール 展が日本で
行われたときに、使われていたコピーが、
確か「君は、フェルメールを見たか?」
みたいなものでしたが、
気持ち的には、近いニュアンスです(笑)。
私が、”中村とめ”さんに初めてお目に
かかったのは、たしか、
2004年の4月 です。
IWCというブランドは、スイスの中でも、
その歴史に少し特徴のある会社なのですが、
それと”中村とめ”さんとは、なんら関係が
ありません。(笑)
でも、せっかくなので、少しお話させてください。
IWCの本社は、シャフハウゼンという
スイスの中でもドイツ語圏にあります。
多くの時計ブランドは、ジュネーブやジュネーブ
に近いフランス語圏にあることが多いので、
独特の立地であることがわかりますね。
(詳しくは、こちら をご覧下さい。)
そして、このことがジュネーブ系がムーブメント
やパーツを共有していく中で、IWCだけが
独自のムーブメントや考え方で評価を
得ていくきっかけにもなっているのです。
ぺラトンなども、そういった背景から
生まれたのですね。
さてさて、長くなるといけないので、
話を元に戻します。
IWCのファクトリーで、私は、多くのことに
感動し、そしてIWCに勤めている多くの
スタッフに親しみを覚えました。
中でもトゥールビヨンの製作現場↑や
ミニッツリピーターの製作現場を見られたことは、
とても大きな意味がありました。
またIWCの検査体制も、とても興味深く、
改めてIWCの凄さを実感したものに
なりました。
(詳しくは、↑の「2004年の4月」を
クリックしてください)
そんな中、もうひとつ別の意味で印象に
残ったのが、IWCのファクトリーで働く
”中村とめ”さんです。
彼女の仕事は、ケースを削ることです。
ケースまで、自社生産するIWCならではの
仕事ですよね。
そして、彼女は、IWCの中でも非常に
評判が良く、時計業界における日本の
誇りといっても過言ではありません。
今でもいるかなーーー、”中村とめ”さん。
会いたいな~。
実は、この「中村とめ」さんは、
ケースを削る工作機械のニックネーム
なのですよーーーーーーー(笑)。
驚きですね~!!!!
IWCの場合、ほとんどの工作機械は、
ドイツのものを使っているようですが、
何故かそれらに混じって、
この日本製の”とめ”さんが働いて
いるのです。
IWCのスタッフいわく
「ドイツのものより、良く働くよ!!!」
と・・・・(笑)。
がんばれーーーー、「中村とめ」さん!!!!(笑)
最後にIWCについての重大なニュースがあります。
5月1日(2007年)から値上げ
だそうです。
えーーーーー!!!!!!!
欲しいモデルがある方は、出来るだけ、
早めにご検討くださいね。
(直前になるといつも品切れが続出しますので)