3037: Se te puede amar / Bob marley and wailers
普通 ということ。
10年前、血液型が変わるほどの治療をした。
何十年も生きてきた、自分の細胞が悪性リンパ腫に勝てないので
筋肉を抗がん剤で溶かし、放射線で逃げたやつを焼き、
血を作る細胞自体をそっくり交換する作業
型の合う大人のドナーは近所に100人以上
しかし、そのドナーから造血幹細胞をもらうには
ドナーさんに一泊二日で入院して若干痛い(だいぶ痛い)事を
我慢してもらわないといけない。
リスクもある。 そのドナーが糖尿や持病があれば
それを引き継ぐわけで、、、
主治医と相談し 赤ちゃんの臍帯血の造血幹細胞をもらう事にした。
リスクはある。 死ぬ という事 。
純粋に生まれたての細胞ゆえ 免疫が何も無い
あるのは その赤ちゃんのお母さんからもらった最小限の栄養
案の定 人生で一番きつかった、肉体的にも精神的にも。
ここで説明できないコアな部分で戦ったような記憶
さて話が長いとどっかにすぐ行く時代なので
今日の一盤
80年 espania製 バルセロナプレス 12inchはholland製
いつも言いますが 美しく丸い芳醇な音がなります、
先月、marleyさんのバンドのベースマン
世界一のreggaeベースマン アストン バレットさんが亡くなり
オリジナルメンバーがまた居なくなった。
彼のベースがどれだけ優れているかはこの盤が証明する。
marleyさんは亡くなる1年前
似たような病ゆえ体調がどんなだったかある程度想像が、
しかし声はしっかり出ているように聴こえる
細工がしてある。マスタリングの際、BPMをさわっている。
バーニングスピアさんの曲でも同じ細工がしてある。
プロタイプになって10歳になった。
普通のありがたさ。
2024/3/8