「そういえばLizさんのところのクドちゃんに剣の稽古をつけてきたの」
アイドルキャラのクドちゃんになんてことしてるの愛花さん
「だって最近アキラたんやマリサに押されて出番が無いから、ちょっと気合を入れてあげようと思ってね
」
・・・いや・・・気合必要ですか・・・
しかも「ね」じゃなくてですね・・・
「まあ、アキラたんはともかくマリサはクドちゃんの手に余るから殺られる前に、さくっと殺っちゃえ~って思ってさ
」
いや、言い方変えてもだめです
しかも、殺りもしなければ、殺られもしません
「そうなんだ~まあ、いいけどね
」
え結局いいんですか
・・・なんか凄く不安が・・・
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「さあ、愛花を敵だと思って力一杯打ち込んでくるのよ」
(敵とか良く分からないですけど、愛花さんなんか怖いです・・・)
「えいっです~」
「だめだめ、腰が引けてるのクドちゃんは小さいんだから手打ちじゃなくて腰から入って全身で打ち込まないとね
」
「恋も死事も女だって腰が大事なのそして全身で全力でぶつからないとね
」
「何を言ってるのかわからないのですけど、なんかすごく良いこと言われた気がするです」
「わかったですもう一度いくです
」
「うん、そうその感じ
思い切りよく勢いをつけて全身全力で向かってくる良い剣戟ね
これでまた一つ強くなったね
」
「はいです」
「これからももっともっと強くなって、いつかは愛花も、そして全てのものを超える位強くなるのよ」
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「まあ、こんな感じね」
・・・一体なんの熱血ヒロインの修行シーンなんだよ・・・
こんなことさせて、絶対Lizさんに怒られるぞ
「それは心配ないわ事前に根回しして了承は取っておいたから
」
愛花さん・・・思ったよりも手際いいですね・・・