2010年ホーチミン旅行　18　ヒンドゥー寺院スリ・タンディ・ユッタ・パニ

『地球の歩き方』（2009~2010年版）のｐ．６５右欄外に
「スリ・タンディ・ユッタ・パニ」の紹介がされている。

が、
「パスター通り沿いにある」というのは間違いだ。

パスター通りより1本西側にあるナムキーコイギア通り沿いにその寺院はあった。

肝心な位置の表示を間違えているのであれば、他の説明も心もとない気がするが、

「建立100年以上のヒンドゥー教寺院。」という言葉を信じて、訪ねてみた。

9年前はカオダイ教寺院を訪れ（て、不気味さを感じたりし）たが、
今回は聖母マリア教会、日本にゆかりのある永巌寺、そしてスリ・タンディ・ユッタ・パニ。
キリスト教教会と仏教寺院とヒンドゥー教寺院と3種のテンプルを訪れたことになる。

ナムキーコイギア通りが、道幅は変わらないのに、大通り然とした容貌から、やや裏通りらしき雰囲気を呈し始めたかに思えた辺りに、他の建物となんら変わりなくひっそりと、そのヒンドゥー寺院はあった。

山門があるでもなく、ここか？　と恐る恐る開け放たれた入り口を入っていくと、
受付らしい背の低い机が横に置いてはあるものの、チケットを切るでもなく、入場料を取るわけでもない。
関係者らしいおばさんが1人いらしたが、あまり反応もない。

たまに近所のおじさんらしき人が入ってきて、そのおばさんと言葉を交わしたりして、またすっと出て行ったりする。
なんだか普通の時間が普通に流れている……って感じ。

寺院が建物で覆われるように造られているのか、
建物全体寺院なのか、よくわからない。

建物の中に一段高く四角形の寺院スペースとなっているようだった。
靴を脱ぎ、勝手に見学させていただく。

装飾タイルが色とりどりで、独特な雰囲気。

↑
ネオンサイン（？）の装飾もバッチリ。

柱や壁にはあちらこちらに額が掛けられている。
ガネーシャだ！(-^□^-)

（かつて、リリスさんのブログでやっと自分のＴシャツの模様がガネーシャだということを知ったことがあるので、「ガネーシャ」には特別親しみを感じるのだ。）
お暇な方はこちらをどうぞ。→「不潔でない垢」

だもんだから、この絵をみても、
↓

おお！　シヴァ神とその妻パールヴァティだね！　とわかって嬉しい。( ´艸｀)

しかし、これは、どなたかな？

↓

蓮華の上に鎮座してらっしゃるから、やはり神さまなのだろうね。
象が後ろから蓮の花に水をやっているのが、ちょっと面白い。

一家に一匹象を飼っていたら、庭の水遣りが楽でよさそうだ。( ´艸｀)

奥へ曲がると祭壇？のようなものもあった。
祀られているのはガネーシャか？
↓

仏教やキリスト教と違って、ヒンドゥー教は一番に何神を祀っているのか、私にはよくわからない。その時々、その寺寺の趣味で好きな神を選んでいるのかしらん？(?_?)

今回も長い日記になってしまった。

いつも冗長になってしまうので、
今回こそ、文も少なく、写真も厳選した数枚だけ……！

と、思っていたのだが、

こんなのを見ちゃうと！
↓

ウキャキャ三神像（ｳｿ）

こんなのを見ちゃうと！
↓

“おぉ～これはなんですか”神　（ｳｿ）γ(▽´ )ﾂヾ( ｀▽)ゞ

つい、アップしたくなってしまう。(＾＾ゞ
↓

10手観音またの名を“まっかせなさ～い”神　（ｳｿ）

祭壇（ｏｒ寺院？）スペースを取り囲むようにある建物の壁には、さまざまな神や有名人の写真や絵が飾られていた。
ネール元首相（ﾀﾌﾞﾝ）やガンジーもあれば、サイババも！Σ(･ω･ﾉ)ﾉ！
↓

ここにくればみんな神か？　ってな勢いである。( ´艸｀)

ガイドブックには
「中庭にある小さな階段を上がると、そこにはベトナム人の顔をしたヒンドゥー教の神々が！」
と説明されている。

が、ざっと見回しただけではわからない。(°Д°；≡°Д°；)

よくよく見ると、
おそらくこれが「中庭」にあたるものなのだろうな？と思われる狭いスペースがあり、
草に隠れるように、実に簡易な鉄筋だけで作られたような階段があった。

これはこの寺院の関係者の休憩室にでも繋がっている階段なのでは？って感じ。

“スタッフ以外立ち入り禁止！”的、
実に肩肘を張っていないというか、
“上っていったら屋根の上に洗濯物でも干してあるんじゃないか？”的階段。(＝◇＝;)

おそるおそる上ってくと、

果たせるかな、
屋根の上に、確かに「ヒンドゥーの神様」らしきカタマリが！ヾ(＠^▽^＠)ﾉ
↓

後でとってつけたような屋上。
築100年には見えない。
寺院が100年前に建立されて、その後外側の建物を建て増ししていったのだろうか。

コッテコテのストゥーパのようなこの神々の山は、
雨風に晒されているだろうのに、特に汚れもなく、美しかった。

以下、アップせずにはおられないベトナム人顔したヒンドゥー教の神々のオンパレード。о(ж＞▽＜)ｙ ☆

神々の中にさりげなく一般人が入り込んでいる（？）のも面白い。(-^□^-)

確かに顔はベトナム人らしく思われる。
どうせならば体もベトナム人っぽくすればよかったのに？(°∀°)b

片方の膝にもう片方のカカトを乗せて、電車では甚だ傍迷惑な足の組み方は
実はヒンドゥーの神様の座り方から来ているのかも？（いぁ、仏教もそかな？）(｀ε´)
　　　　　

　　　　　　

一体一体、どれも何かを語りかけてくるような、

どれも物語を持っていそうな、

実に面白い神々であった。o(〃＾▽＾〃)o

　　　　　　　　　　　　　　　つづく

2010年ホーチミン旅行 18 ヒンドゥー寺院スリ・タンディ・ユッタ・パニ

2010年ホーチミン旅行　18　ヒンドゥー寺院スリ・タンディ・ユッタ・パニ