ASIA CUP 2010 Report.⑧
17日(土)を終了して・・・この時点でのセットアップを再確認しました
Front section:
Front Tyre: Double Pink 42mm (Traction Half)
Front Spring: 0.45mm
Caster: 4 degree
Camber: 1 degree
Ride height: 3.5mm
Front width: 167mm
Center section:
Shock Oil: #35WT (Associated)
Shock Spring: Blue (Associated)
Side Spring: Orange (Soft)
Side Damper: Green (Soft Speedmerchant)
Ride height: 3.5mm
Pod Droop: 0
Rear section:
Rear Tyre: Double Pink 44mm (Traction Full)
Ride height: 4mm
Rear width: 170mm
Spur gear: 96T
Front section:
Front Tyre: Double Pink 41mm (Traction Half)
Front Spring: 0.45mm
Caster: 5 degree
Camber: 1 degree
Ride height: 3.3mm
Front width: 167mm
Center section:
Shock Oil: #30WT (Associated)
Shock Spring: Blue (Associated)
Side Spring: Orange (Soft)
Side Damper: Yellow (Soft KYOSHO)
Ride height: 3.5mm
Pod Droop: 0
Rear section:
Rear Tyre: Double Pink 44mm (Traction Full)
Ride height: 4mm
Rear width: 168mm
Spur gear: 96T
上記に変更しました
これらは、3名の私たちの優秀なDriver達のフィードバックから導き出した物です
結果的にこの時の変更が・・・遠藤選手 4位獲得の大きな原動力となったんですね
今回のレースから”Team Speedmerchant”に加わって頂いた遠藤選手
そのフィードバックには驚きましたとにかく問題な動きを、場所を特定して指摘してくれるんです
これには驚きましたね
メカニックにとっては・・・・「ここでこういう感じに動いて欲しい
」って言う様なフィードバックが何よりも助かります
問題の場所でどんな動きをしていたかを理解し、Driverが欲する動きにするにはどうすればいいか
それを考えれば良い訳ですから
いっぱいDriverからのフィードバックがあった中から一つ・・・どうしてそうしたかを説明書きしておきますね
「とにかく・・・計測ライン付近の左コーナーでラインをトレース出来ない・・・」
これは3名のDriverが共通して抱えていた悩み・・・さて、それをどうやって解消するか端的に言えば、Driverは理想であるラインに向って、ステアリングを切っているのですが、車がラインから外に膨らんでしまう・・・様な現象になっています
つまり、もっと車を曲げてあげれば良い訳です・・・
でもね・・・曲げ方っていくらでもあるんですよ
例えばですけど・・・以下のような方法があります
① フロントのグリップ剤の塗布幅を増やす・・・
② フロントキャンバー初期値を増やす・・・
③ フロントキャンバー変化量を増やす・・・
④ フロントキャスターを増やす・・・
⑤ フロントの車高を若干下げる・・・
⑥ ステアリングの舵角を増やす・・・
⑦ 今よりも”内切れ”のステアリングリンケージを行う・・・
まだまだありますけど・・・・・
この中から、適正なものをチョイスしてセットアップしますみなさんならどこをどうしますか
つづきます・・・・